11月3日(祝・木)
米良美一 with 塩入俊哉「昭和歌謡の夜 in 横浜」 @DOLPHY

米良さんは鮮やかなシャイニーブルーのスーツでご登場
丘のホテルの〜赤い…恋の街かど…夢と散る♪/街のあかりがとてもきれいねヨコハマ ブル〜ライトヨコ〜ハマ〜あなぁたと ふたぁり しあわせよぉお〜〜♪ 
追憶のオペラ♪ Piano Solo by Toshiya Shioiri

着物のお姿へ早変わり
真っ赤に燃えた〜太陽だからぁ 真夏の海は〜♪
/あの時 アナタと 別れたわ〜たし…いじゃないの〜幸せならば♪/背のびしてみぃる海峡を 今日も汽笛がとおざかるぅ〜〜…気仙沼〜♪

チャイナドレスでございます。
赤く咲くのはケシの花〜〜どう咲きゃいいのさぁ〜このわたし 夢は夜ひらくぅ♪/タ タッタ タラタラッタ〜 アナタ知ってる ミナトよこはまぁ
♪/窓をあけぇればぁ 港が見える〜♪(solo)/窓に西陽が あたる部屋は〜(つぐない)♪/時の ながれに〜…こぉんな女に誰がしぃ〜た♪
夢のしずく♪ PianoSolo by Toshiya Shioiri

チェッカーフラッグ(前red 後blueです)柄のスーツ
ひとりで寝るときにゃ ヨォ〜オ♪(ひとり寝の子守唄)/赤いハンカチよぉ〜〜♪/君こそいのおち〜〜我が い〜のち♪

アンコール
もののけ姫のテーマ♪/ヨイトマケの唄

こんな感じでしたかしら


歌詞を記しましたのは(ふざけているのではございません(^^ゞ)米良さんが情感&情念そのもので歌ってらした目にも焼き付いたお姿がさせるのもございますが。昭和の時代を、書けるほどの人生経験微塵も及ばず、蘊蓄もないワタクシ。歌での感じということで記したいと思いました。
歌詞のはしはしが浮かぶのよ。聴いたことがあるわ。覚えようとしていた曲じゃないのに脳裏に刻まれていた歌謡曲、流行歌の影響の大きさに気づくのです。
タイトル判らずとも或いは歌手がわからなくても断片的に浮かぶ歌詞とその歌手独特の節回しすらも浮かぶ連鎖反応。
歌詞を辿り拾えば、日本情緒たっぷりにストレートな愛情(両面を)表現がいっぱい。おなじ系列な歌詞が案外多いとも感じつつ、曲毎違う味わいと節回しまで歌手別で耳に残っている。
ドキッな詞を直球でぶつけてくる(青江三奈さんの曲じゃなくてね)「いいじゃないの幸せならば」…ある意味残酷なまでに。当時、歌い手の独特の味はかなり濃く、貪欲且つしたたか(いい意味でね(*^▽^*)ゞ)でしたのね。
米良さんも同じ。
一人一人の歌手を艶やかに描き分ける巧さ、例えば淡谷のり子の歌唱からすっとテレサ・テンに転換していく。どれほどまでに原曲を聴き、己のものとして消化なされたのでしょうか。完璧に描き分けられる明瞭な歌いまわしとコブシにすごさを際立たせていました。
歌唱に美空ひばり、いしだあゆみ、藤圭子(ムーディで米良さんの声色に合わせての即興的と感じたピアノが新鮮)石原裕次郎、淡谷のり子(見事なアカペラ)君こそいのぉち〜の方(お名前がわからず)…の声が蘇る、でも米良さんなのです。プラスαな米良味を加えていてなんてったって巧い!!!!
演歌とは異なる、歌謡曲を歌い継ぐ難しさ。昭和歌謡全般を網羅でき歌えるのは米良さん。この時代に生きる大切な歌心を知り尽くされた方ゆえの。
私達も今だから昭和の流行歌ムーディな歌を掘り下げて聴ける時なのかもしれない。肌で感じるノスタルジーと人情、今より時の流れが緩やかと音楽でも届く。いつだったかワタクシ「今、石原裕次郎さんみたいな歌手っていないわよね」北の旅人♪という好きな曲で感じていて仲間達と話していたのでした。

語りかける魅惑な米良さんの声、一緒にむせび泣いてくれる優しさ。心に強い意思を感じる逞しさ。大切な人をぎゅっと抱きしめてくれる米良さん。開放的なご愛嬌をみせつつも言葉の甘みには乗らず、しかるべき感情の昂揚にギアを見事に切り変えて、私達をその曲の世界へ瞬時に誘ってくれるのです。
昭和歌謡を引き受けられたバトンをもお持ちでしょう。 堂々と謳歌なされるお姿に気持ちが昂りました。
愛しちゃったのよ♪では(あっそうそうこの曲も。どこで歌われたのか忘れましたが、米良さんのしみじみ純な可愛らしさがほんとっに愛おしくなりました)後ろの方々が合いの手の間奏でララランラン〜と歌ってらした。伴奏までもが記憶に残る楽曲のアレンジは並大抵のことではないと思う。でもライブではアレンジが施されて変化しているのに、口ずさまれていたメロディと馴染んでいた。歌い手だけでなく過去の伴奏の呼吸まで合わせることが実に巧みなピアニスト!
また、和製英語に懐かさを覚え、そこへクラシック、ブルース、ジャズが背景にあったのと感じられた曲想にエキゾチックさも加わった斬新さ。愛しちゃった〜♪のように弾む曲が淑やかな曲想へ変貌。艶やかな香気に包まれる。米良さんの完璧に描き分けられた明瞭な歌いまわしを繊細であり重量感をも持つコントロールで感情の推移に繊細な配慮が行き届いて細やか曲想となり再び輝かせていく。ロマンに溢れていた時代でしたのね、
昭和歌謡への愛情が芽生えていく熱い感動が詰まっていた。と。
昭和歌謡は未来では日本のクラシックと呼ばれるのかも。
ならばやはりクラシカルクロスオーバーのジャンルです。

昭和歌謡でもアレンジの革命児となり新たな息吹でこれから残していっていただきたいと願うワタクシでした。
あぁもっと聴きたい
takako.