古川展生×塩入俊哉 Super Duo X'mas Live 
スペシャルゲスト:中西圭三(vo)

Program
1st stage
Ave Maria カッチー二
Cafe 1930 A.ピアソラ
アデォス・ノニーノ A.ピアソラ
Triunfal A.ピアソラ
Tokyo 3a.m. 塩入俊哉
a tout prix(きっと、、、) 塩入俊哉
Julie-O サマー
追憶のオペラ 塩入俊哉

2nd stage
White Christmas I.バーリン
夢のしずく 塩入俊哉
おくりびと 久石 譲
Woman 作詞:売野雅勇/作曲:中西圭三
風雅(fu-ga) 中西圭三
ウタキの丘で 作詞:売野雅勇/作曲:塩入俊哉
別れの曲 ショパン
水のない河 塩入俊哉
リベルタンゴ A.ピアソラ

encore
地平を航る風に 古川展生
The Christmas song

リラックマさん、そしてフレンズさんコメントをありがとうございます。昨夜ははい〜STBへ出掛けておりました。お返事が遅くなり申し訳ございまんでした。
12月3日FMヨコハマでsayaさんが歌われました曲は、White Christmas♪(昨夜の古川さんVer.と同じ感じでベースは齋藤順さんです) komorebi♪ ウタキの丘で♪ 三曲です。

あんど追記です。
ライブを聴きにいらしていた ワタクシ会場でお見かけしました、
このまぁちに生きる たけし!(笑)と叫びたくなる演歌の貴公子松原健之さんが、ご自身のBlog「気ままに気まぐれ日記」で感動を綴られています(勝手にご紹介させていただいてます。スミマセン)
はい歌詞がないからこそまた、ライブである一発真剣勝負の演奏は力量が問わる試金石。感動を生むことに音楽の真のちからと価値、意味があると思うのです。
…生歌も。ワタクシメロメロなのです…松原さんに
是非
Blogはこちらです≫http://ameblo.jp/matsubaratakeshi/

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追記しました
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Ave Maria♪
タイトルをProgramに見たとき、7月のBlue Noteでのライブのラストの曲であったとリンク。Duo ライブと、ゲストの中西さん、そして私達。この一年を振り返る師走だから、7月感じた祈りと今でも繋がってきている絆(今年の一文字)を今、しみじみと思う。
崇高な品位を讃えるBowingの伸びやかな余韻に今日のチェロは柔らかな音色と思った。
さぁここにしなやかさの中に男性的な奥深い力強さを限りなく秘めたDuoライブが開幕した。
タンゴの歴史〜cafe1930〜は9月にヴァイオリニスト松本蘭さんのライブでも聴きましたが、その時蘭さんは「ピアソラが一音たりとも間違った音で弾いてほしくない曲」の一曲なのです。
ピアノのイントロがピアソラの不穏の気を感じさせながらも、始めのメロディアスな主旋律はチェロで弾かれるとなんとも艶っぽい!わと浸っている間もなく、ピアソラの破壊が襲う。
この曲にはクラシカルな色が濃く感じられました。チェロの微細で一歩間違えば破天荒になっちゃいそうな音立ち
に絡むピアノが良いのよ。Duoらしくすっとチェロの柔軟さを保ち、綺麗な流れを形造っていくのね。よおく聴いていれば、ピアソラの緩急とか、喜怒哀楽の先導をとりながら曲をすすめているのがピアノであると判る。
みれば古川さんの弓の弦が何本か切れていた。ピアソラは続く。
アディオス・ノニ―ノ
チェロのイントロでどぎまぎしちゃうほどのダークさ。チェロとピアノの異様なまでの響きの絡み合いはやはりDuo。親密で対等と言っても許されるくらいカッコイイ!Duoを満喫していた。
前半の白眉と感じた初演、Triunfalは最初からがつんとピアソラの渦に巻かれる。続く緩急のオンパレード。私達はその目まぐるしい多彩な音の表情に緊張が解けない。まったくもぉう( ≧ ▽ ≦) いやん。
鮮やかに跳ねるような音型やアクセントとこの切れのある堂々とした語り口に心底惚れぼれです。
ひと呼吸。
MCで古川さんがTokyo3am.の思い出を語ってくださり、生で聴いた原宿のライブハウスを思い出していました。雪のサブタイトルもはっきり記憶で辿れます。古川さんの逸話も。ん? 淑やかなメロディが過去へリターンしてあの時に、を馳せていらしたのは実は主人公であった古川さん?(笑)
ピアノのsoloが以前とは変わっていて雪が止み、淑やかさがほんのり薫り立つ午前3時を想いました。
a tout prix
過去、そしてCDに収録されている演奏を今の感情の委ねる余裕で、円熟さが滲み出ていた。
古川さんのsoloでjulie-O
今日の音色は柔らかめ〜だった印象は一気にふっとんで、細やかな節回しにも安定した音の振り幅があってこれぞ単体な彫刻表現。ぐいっとえぐり、またさらっと過ぎる、その自在な音色があっという間にはじけ飛んでいきました。無骨な男性像へ直球です。
続く(迎え撃つは!?)は塩入さんのsoloで追憶のオペラ 
今夜のは一段と情熱一直線に感じました。両者soloでありながら、集中力で描き切る同等な表現に、二曲が対比的な秀名さでがっつり組まれている錯覚を覚えました。
一部のラスト、ブエノスアイレスの冬
不穏な空気感、から、純粋な雪の煌めきのような清冽な音色がぐいぐいとドロドロの世界を塗り替えて行く、この音色が逞しさ、震災の地へ届けたい音色であるかなと厳しい冬本番を迎える今に想う。
癒しの音色から、全身に力を漲らせてあげたい。そんな願いが沸いた。

二部の最初はWhiteChristmas塩入さんのピアニカが軽やかでチャーミング。
STBに来る前、友人と「イルミネーションは何時に点くのかしらね」と話したと同時にパン!という音でイルミネーション”雪の森”が点いた驚きと感激(@けやき坂)に重ね笑顔になる。一個一個の電球が生命体であるかのような息遣いをキラキラと零し、チェロの潤いのある素朴な味わいにじんわり安らぎを聴いていた。
幻想は夢のしずくへと繋がれていきました。 まりこさんはこの曲で涙なされたと、コンサート後語ってくださいました。
夢の世界から脱出!?して、おくりびと
塩入さんVerが私はセオリーになっております。このおくりびと♪も色々な方の涙を誘います、よね、E様 (*^^*)v
さぁ、今夜のゲスト中西圭三さんご登場です!
待っていたのです。ステージに立たれた瞬間の風格とオーラを感じずにはいられない。ぐいと惹きつけたのが、イントロでの中西さんの客席を見る視線。リラックスなされている雰囲気とは裏腹に「ぼくを聴いて!」っと訴えているのよ、これが(笑)何ででしょう。 日頃演奏のコンサートが多いので歌手の立ち姿でマジ惚れたのが新鮮で自分にびっくり…まだ恋するキモチが残っていたの?と。ここでワタクシ落ちました(笑)
ヒット曲のwoman生歌の歌詞と声のふくよかな広がりが巧い!そしてチェロとピアノだけの伴奏が、チェロはメロディを反復したりハモったり、ピアノは低音バリバリで重厚な演奏が曲を構築していたのは特記したい。またまたDuoの間奏がオシャレなのよ。女性同士が身振り手振りしながら弾むおしゃべりみたいに聴こえる。
風雅ありがとうの歌詞が優しさのバラードで強い想いが前向きに届く素敵な曲。モリコーネの曲想をも感じる牧歌的な味わいが音風景を描いて心が洗われていくようでした。
ウタキの丘で♪は中西さんVer.のイントロが流れ、最初はシンプルな伴奏が中西さんのそれこそピアソラじゃないけれど一音たりとも違わない正確な歌い回しでふくよかな余韻をたっぷり聴かせてくれた。
物語をきいている、たゆたう中西さんの世界でのウタキの丘でお見事です。
って感想はやはりBlue Noteで味わったのと同じと判るのでした。伴奏になれば重心で支えるトリオのバランスが何気にすごいと思います。

別れの曲
チェロとピアノDuo Ver.塩入さんのピアノがアルバムと同様、甘美でエレガントな別れの曲です。旋律をチェロが奏でじっくりと懐深く弾かれるチェロにアルペジオ満載な音色で絡まるピアノ。この曲の本質的な美が新しい命で輝き始めていると実感できる。正に再生の曲!?
そしてドラマティックな水のない河チェロ、コントラバス、様々な楽器で聴き続け、どの楽器でも楽曲の良さが伝わる、ピアノと親密に寄り添える曲なのだと。二胡ならどんな感じかなぁと妄想を膨らますワタクシです。
ラストのリベルタンゴ
ワタクシの大好きなオリジナルピアノソロイントロの前に長めのイントロがあり、もしやアドリブ!?ごっきげんなお気持ちを感じて導入までもどきどきっ。弾き進める音色の渾身の演奏がもの凄かった!まだまだいける!なエネルギーの迸りを浴び、拍手もスゴかったですが、ワタクシはぽっか〜〜んとなっていました。 まるでダービーでの第四コーナーを回った直線コースを疾走していく図。会場のヒートアップも最高潮とじんじんきました。
音楽的頂点に至っていると感じてしまうピアニズムは、凄まじいまでの緊張感を孕んでいる。どの楽曲の完成度も説得力もありですが、何回も聴いてきたから感じたこのリベルタンゴのバイオレンスさは後半の白眉であったと思う。
ちょ〜ちょっと休憩などど間もおかず、アンコール。
古川さんは、床に散らかっている譜面のことをお話しされ、会場はふっと和み、さぁ用意はいいか〜なぁな合図で、地平を航る風に
10月古武道のライブで初めて生演奏で聴かせていただいた。
その時の古川さんの嬉しそうなおかおを思い出しながら、今の音色に心を預ける。颯爽と快速な旋律が輝かしくも聞こえ、これまた快晴のような爽やかさと澄み切った音色で隅々まで支えるピアノのテクニック。体の芯を根元からゆさぶり起こす躍動感と強烈なアタックがステージとこのひと時を私達の集中力から離さない。拍手喝采です!やっぱりいい!(*^▽^*)
拍手が鳴り止まないままに中西さんのご登場でまた拍手〜The Christmas SongがホントウのCosing Song。
落ち着いた曲でのクローズが素敵。中西さんの英語Ver.を聴きながら、賑やかなイルミネーションも綺麗ですがクリスマスの日はお家で過ごされる方が多いのではないかしら。
歌はChristmasでは素朴なあたたかさが最も幸せであると伝えていた。それが大事なんだよと。
このライブをまるごと小箱につつんでラッピングを施し、クリスマスの夜プレゼントできたら…と。心もほっこり。

MCで古川さんのお話、a tout 〜♪、古武道のTV出演、以前より笑い声が起るように感じられた。 もちろん皆羨望の眼差しで見ているのだが、東京での公演はリピーターも多いと思います。古川さんご自身に落ち着きとゆとりが生まれ、私達にカジュアルな場を与えてくださる。ライブハウスという近い距離でもある醍醐味を充分に味わえる温かな空間をご自身で作ってくださったのと感謝申し上げたいです。

歌が加わればすっと伴奏にまわり温かく寄り添う、またここぞという聴かせ処は三つ巴になって展開する。
Duoでは対等な絶妙のバランスで時には即興とも思えるテンポの揺らし方でお互いを聴きあい、感情を高揚させながら終局へ導く協調が、私達のピンと張りつめた緊張となり、熱く熱く心を揺さぶる。
お二人のお互いの感情と演奏を見事にコントロールし、精錬されたクオリティの高さの演奏といい、聴き進むごとにその音楽の素晴らしさを表現し伝えたいとストイックな美に限りなく惹かれていく。
古川さん、塩入さん 個が競演することは、真の音楽家がそれぞれに作り上げた音楽そのものが、彼らだから自由な感性でありながら正統な音楽が幾倍もの拡がりで鳴り響いていく。
ずっと続いて欲しいと願わずにはいられなかったコンサートでした。
takako.