3月8日はsayaの日:全員集合!!! 「春夜会」  @ JZ Brat sound of tokyo
 Members:saya(vo) 塩入俊哉(pf)楯 直己(perc)

Set List
1st
 夜と時の向こう
 さくら さくら:日本歌曲
 童神〜ヤマトグチ:唄 夏川りみ 

 バタフライ 
 ブルームーン
 時を越えたラヴ・レター
 ウタキの丘で

2nd
  二人だけの船出
  Cangao Do Mar 海の歌 ポルトガルの歌謡曲
  ニューシネマパラダイス〜愛の唄:E.モリコーネ
 ロミオ&ジュリエット:N.ロータ

 子供たちの街角:A.ピアソラ
 宵待草:詩歌

 光の手紙:チャイコフスキー
 
アンコール
 約束
 朧月夜:唱歌

☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚☆*゚追記 ゜゚*☆*☆*゚☆*゚ ゜゚*☆*

オーガンジーのショールを纏われたsayaさんがご登場。裸足??の歌姫。
楯さんの夜の森に佇み耳を澄ます音色と塩入さんの柔らかで短めのイントロに、語り掛けるように柔らかく歌うsayaさんの夜と時の向こう♪
言葉と文字一つ一つを丁寧に歌い上げる真っ直ぐでも伸びやかなフレージングが心のひだを充たしていく。すごくキレイ。ピアノは揺らしたり、ふと立ち止まったり。この流れを追って声の響きも次第に昂揚する自然なうつろいには「暗い夜は明るい朝の為にある」との歌詞を示唆的に聴いた。
間奏での楯さんの縦笛のメロディは私がこの曲で想う、同時には存在できない切なさとそれでも相手の為であると。究極の想いを聴いていました。
絆を歌に現していきたい。3.11を前に鎮魂の唄を捧げたいライブであるとの思いを語られました。
歌へ、さくらさくら♪
真っ直ぐ伸びるヴィヴラートの残音が天上までキレイに伸び、私が満開の桜を見上げる動作にリンクします。そして同時に高いところから響いてくる声に、心の潤いを充たす優れた歌い手であることを強く印象付けていた。
文字数の少ない一語の表現が記憶に刻まれている日本の原風景へと確実につないでくれる。 ラストのピアノのメロディが下降していく様には、風で天に広がる花吹雪を見ていた。
童神〜ヤマトグチ〜♪
初めて聴かせていただきました。方言も含まれる沖縄の歌ですね。母親に包まれている安堵と安らぎが優しい歌声で伝わってきます。命の尊さが愛おしくなりました。癒しです。
この曲まで、スローな曲だけに歌いくち、曲毎で表現するニュアンスの違いを聞き分けていました。
sayaさんの歌の世界を深く考察なされた表現力が既に現れていたのです。

sayaさんがチャンネル桜の取材で被災地へ行かれたお話。
オリジナル曲バタフライ♪ へ。
キャッチーでポップな曲。久々聴かせていただいたかしらね。楯さんのカホンのリズムが縁取りをくっきりと弾みを付けます。
情熱的で可愛い女性20代の輝きそのもの。こんなにも一途で可愛らしい女性を振り回す男性っているのかしら。
と、ムードは一変ブルームーン♪眠れる月?
イントロから前衛的に切りこむピアノとPerが重量感を増し男性的。バタフライは女性が主役でした。この曲は男性が主人公でしょうか。エキゾチックに艶めかしく歌う。サビの昂揚に合わせてギアが入り、タランテラ(蜘蛛=男性)に刺された毒が徐々に体内に染みこんで狂おしく踊りだしたい(笑)束縛しようとする程に女王様様気分になって振り回し、翻弄したくなる。ピアノ&Perも多少は違えど以前と同じ感じの演奏と思うのですが今まで聴いてきた感情とは違う方向が見えていく。面白い。 ピアノの重厚でドロドロの音は毒が体中染み込む呪縛の声なの。とてもぞくぞくわくわくしました。
主人公が男性かもですが、歌われるsayaさんの毒なら。男性陣は先を争うことでしょう。
オリジナル曲で時を越えたラヴ・レター♪南の地で散った命に捧げる曲。 ピアノのイントロにエメラルドグリーンな海の色と楯さんの波音を聴いて、楽し気な思い出と消えた命の哀しみ。 傷心が忘却の彼方へ向かないように必死で訴え、前を向く純真さの感情は説得力満点。抑えても心の中からあふれ出る感情をロマンで切々と歌う。
前半のラストはウタキの丘で♪
楯さん塩入さんの演奏でより物語性を現してみたとのこと。
前半の白眉であった。
波の音が風景を寄せる、思い出を辿るようにピアノがぽつぽつと歩き出し、歌声でゆったりとお話を始める。
螢が飛び交う〜♪と言葉を静かに置くと螢はすっと姿を消していた。 探す私の耳に楯さん塩入さんの音だけが子供達が戦火に逃げ惑う情景、悲鳴を再現。大人の怒声、苦しみの声も嘆きも。 酷すぎる。
戦火に血を注ぐ瞬間を楯さんがどん!っと打ち鳴らす恐怖、あぁ燃え立つ炎は戦火ではない、争いを嘆く心の怒りなのだ。お二人だけの演奏でここまで立体的なリアリティのある音楽世界が描ける感動も押し寄せた。
塩入さんの楽曲物語には起承転結がある、転ではピアノが螢を呼び戻していた。なんと愛おしい音色なのでしょう。その流れを決して壊さない、慎ましい声に胸が締め付けられいっぱいになり、また逢いましょう♪と優しくい愛おしくリフレインされる声に音楽のもつ力の感動を貰っていた。
鈴がリンと鳴り再会の終わりを告げる、結。
直後に訪れる沈黙の深さにこそ、演奏の力点が置かれていた。拍手をも忘れる息を呑む気の集結の沈黙が語りを終えた。

圧倒的な余韻にさくらのしずくのカクテルがすっとキモチを転換させてくれた。 味わってみたかったわぁ。他愛のない事を考えていたらもう二部の開幕。
より濃厚にとのお話に。 二人だけの船出♪
シリアスなバラードです。出会うべきじゃなかった。でも別れたくはない。二人になりたい。
ちょっと危険な恋な感じを可愛らしく歌いあげていますね。船出はもしや駆け落ち!?(笑)
バラードでは塩入さんの華やかでぐいぐい歌い手の感情をも高めていきそうなアプローチ演奏が素敵です。出航後は船酔いしますね。
初めて聴かせていただくCangao Do Mar ♪(gはc?正しくないのですが、文字が無くて(^^ゞ)ポルトガルの演歌、ファドです。
楯さんのアカペラにまずびっくり!ホーミーがでた!私ずぅ〜〜っと前、TV番組で確かユーミンがモンゴル放牧民を訪ね、羊飼いのおじさんがホーミーで呼んでいて、ユーミンも真似をしていました。
楯さんすごいっと感激しつつ途中で演奏ももの凄いパワーで歌と同調していくのよ。途中モスキートじゃないけれど中高年も聴こえる、ぼわ〜〜〜んって耳障りなコワい音がスピーカーから出るわ、冷や汗タラタラでした。音響追求の面白さにどき。
まだまだ。そのすごさに乗る決して引けを取らないsayaさんのしなやかさの中にも腰の据わった男性的な強さを限りなく秘めた歌声、原語?多分ポルトガル語でしょうね。演歌に似た独特の節回しも拍車をかけます。さすが。楯さんのヴォイスは魂の幻想、sayaさんの歌の力強さが引き寄せている、ファドは哀歌ですが生きている人間の強さを物語っていました。 海で待つ女性が、生きる強さを取り戻して欲しい。被災地への哀歌でもあるのでしょう。 あぁ〜〜〜おののきました。
またまた息をするのを忘れるほどの間に深呼吸しつつ、吸い込む空気にモリコーネの香り〜 ニューシネマパラダイス♪がらりと変わった展開はタイミング良すぎっ!ニクいです。
歌詞があったのですね。存じませんでした。 オペラな表現。と書けばイメージしやすいでしょうか。それも滑らかな発音に自然な流れができていてほんのりと歌詞をのせるだけでイタリア語の歌唱の、ポエジーさを感じさせる。ピアノの淑やかさに心が澄み渡る。サントラ盤を持っていまして、再度聴いてみたいです。

そして、ロミオ&ジュリエット♪
大好きなピアノのイントロに喜び、びっくりしたのが、歌は「A time for〜」と聴こえてくるはずが、ちがうよっ!この曲もイタリア語??
増田いずみさんのアルバムで歌詞が耳に染み付いていますので。あぁやられましたぁ(*^▽^*)ゞ またなんと申しましても超高音が透き通り綺麗なこと。ますます音程上がっていくよ〜の期待にこちらがどきどきしちゃいました、声を溜めるところでピアノがざわざわと重低音を立てるものだから胸が騒ぐ騒ぐ。後の悲劇への予感は心臓に悪いでございます。 でも聴いていますと、物語の如く語っているのよ。愛の曲ですのね。ロマンティックです。ゴージャスに弾ける絢爛な音の華に映画で観たその時代の華やかな光景を浮かべていました。
ピアソラの曲で子供たちの街角♪
不穏な影から哀愁のイントロへ、日本語で歌われるミュージカルのよう。しなやかな指先から絶え間なく注ぎ込まれる色彩的なタッチに笛が人々のの声を誘う。貧しい子供の情景をsayaさんが渾身の力を振り絞って歌い上げる。激的に感情移入し壮絶な表現が歌で聴かれる。
書き進めて行けば、後半はどの曲も白眉(*^▽^*)ゞでした。

塩入さんと二人で。 宵待草♪
塩入さんお気に入りの曲。 イントロが私は好きなんです。ってそこだけじゃないんですけど。舞曲のリズムを聴く斬新な感覚が日本の曲にクラシカルなヨーロピアンが香ってくる間奏も魅力。そして 日本のこころと情景を歌うには現代では色々な音楽が耳にも入りある故に、その音楽の特性を振り分けられるバランスが備わっている必要性をも感じました。
ラストはチャイコのバルカローレに歌詞をつけた光の手紙♪
 心の間をゆらゆらたゆとうダークな感情に 中間から光の反射を受けて明るいところでの煌めきは溌剌として、歌の表情の変化がとても素敵でした。クラシックです、聴いていると音域の広さとかでほんっとによく解ります。でもクラシックの枠を越え、新しい曲として独り立ちしている。
アンコールは 約束♪
塩入さんの曲にsayaさんが詩を付けられたのですね。先日のSolo Liveのお話を思い出していました。
歌詞の情景が鮮やかに心象に映り、込み上げるものがありました。残しゆく想いの解答(こたえ)である私の想いを受けてください。見守る暖かさが心豊かなピアノのタッチ、一音一音に宿されているよう。 天と地を繋ぐ意識は何よりもココロ強い支えです。
ラストはおぼろ月夜♪
楯さんも加わられて。ピアノの後ろに大きな満月が昇っていた。 鎮魂の祈り。耳をそばだてて声の表情を聴きたい。天と地を結ぶ声が日本の風景を優しく映し出していた。
天国からも皆を見ている密やかな静寂の気が生まれていたと涙が零れました。
新曲も、ウタキの丘でのスペシャルストーリーもありましたが、今迄聴いてきたアレンジそのものであるのも耳に懐かしいだけに、より深く聴き込む事ができ、同じ感じに新たな印象で心に残る楽しみを発掘(笑)。また自分の記憶の断片と擦り合っていたのでした。

sayaさんのふくよかな声の表情には、原語で歌う曲を聴いていると、原語は文字数も多いのでメロディに滑らかに乗ることで(これも難儀と想像しますが、出来る方であるので)意味は判らずとも感情も伝わり易いと聴きます。 しかし、さくらさくら、朧月夜、歌曲等、日本語の文字も少なくメロディもシンプルであれば、やもすれば平坦な歌と聴こえる。しかし一語に立脚した表現の繊細さ、文節、単語を揺らぎの細やかなハイレヴェルが平坦には聴こえず、内面の情景までも印象付ける歌い手であると。 
その上に、細やかな揺らぎであっても聴いている私達には大胆な歌い回しで堂々と歌い上げる声と届くのです。
そこには、様々なジャンルを歌ってこられても、歌ってこられたから、曲に於いても音楽の軸が揺るがずぶれずに築かれていたと思いました。
ロミオ&ジュリエットを始め原語の曲と、以前からの歌を聴かせていただいたことで、進化していてもsayaさんに於ける変わってはいない音楽の軸に感動していたのです。  
選曲もアレンジにもJazz色無しのライブであったのと後で気がついたワタクシでした。
sayaさんが申された震災から一年の日が近いこと。鎮魂の想いを込めたライブ。
3.11.という原点回帰。被災者の言葉で3.11.だって何も変わらない日であるとの声を読みました。
3.11.は通過点でしかない。おひとりおひとりの区切りの日が訪れると願いたい。
私に、3.11を忘れない ということは気持ちを呼び戻すこと。その時に受けたショックと悲しみを想い、出来る事何かしなくてはと誰もが思ったことを。だいじにして想いを思い起す。
軸を見直すのですね。
鎮魂の念と 3.11.は私にはそういう日でありたいと考えています。

私達は私達なりの軸を持っている。なんて意識したことはなかったけれど、日頃の忙しさでふと軸がズレていってしまっている。sayaさんの音楽の軸にある言葉ひとつひとつの表現力を聴いたことが心のズレを気付かせてくれたと思う。 常に音楽をも原点回帰で向き合っていたのではないか。そこから読む厚みのある豊かな表現、女性のそこはかとない色気、感情の赴くままに起伏の波をダイナミックに歌いあげビシッと決まる。
目に見えない音楽のチカラは目に見えない歪んだ心をまあるく修復してくれる。
私はsayaさんの歌声が大好き。
素敵な音楽の軸を参考にして
自分の基本に戻る意識を持ちたい。自分の軸を作っていきたい。
まだまだファイト!ですね。
ありがとうございました(*^▽^*)v
takako.