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松原健之コンサートツアー2013
5.4.sat.@石川文教会館
松原健之
Member:塩入俊哉(pf,acc)/齋藤順(bass)/楯 直己(prec,voice)/丸尾孝二(gt)
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"細々と頑張ります"…ダイアリーBlogへ書かれておられました。
いえ 太々しく、いいえっ、堂々と(オープニングでのお姿が浮かぶ)演歌道を進んでいって欲しいです。Revueが書きたくなり、SetListを他のBlogより参考にさせていただきましてm(__)m続けます。

オーヴァーチュアーが流れ始め聞いていますれば、オープニングへの導入と思うので、この曲?が始まり?と思えば被るように変わって、え?この曲?妄想は走馬灯で駆け巡る。
いやん、最初から惑わせないで(笑)
んが、妄想ではない爽やかな初夏を映すホワイトスーツを着こなした松原さんご登場。「きゃぁ〜〜ったけしくぅ〜〜ん」の黄色い声が上がりハート型ペンライトも揺れてキレイ。おっとステージに集中せねば(笑)
「はじまりは〜〜ばら〜〜ぁあ〜ど〜」聴きたかったクリスタルヴォイスがステージセットの一番高いところから美しい響きで光が射しこむ透明な感覚で空間いっぱいに広がっていった。ヴィヴラートの伸びがもうもう、どこまでいっちゃうの〜思わずその先を追いたくなるほど伸びてうっとり。ストリングスの高音の調べとギターの底辺の淡いトレモロがステージのライトを揺らす。拍手に応えてくださるかのよう。
ときめきはバラードで開幕です。

スーツのカラーには、ちりばめられた細かなアクセサリー?が施されていて、ライトでキラキラと輝き海の波間に遠くきらめく富山辺りの蜃気楼を描いていれば、
楯さんの楯笛、ちがう縦笛がびろびろびろ〜。リコーダーの音色ではなく尺八に似て息を聞きとり掠れた音が歌謡曲から演歌へと移る曲想を濃く感じ、冷たい風と雪も舞う。三味線の音色?も入っていたかしら。曲の舞台は東北へ。聴き逃したくない風景描写と自然のコラージュです。
遠野物語
松原さんの唄われる姿勢は、ぶれず、堂々とした佇まいは素敵。この曲でのヴィヴラート、特にラストのロングトーンでの、す〜〜っと遠ざかる声が消えずに、そのまままた大きな波を作って押し寄せて来る、大波小波の声に私は体がさらわれ倒れそうになりました。ほんとよ。ぐっと引っ張られる、すごい声の力です。同時に松原さんの体も前後する自然の動きに気合いが見えるのです。
松原さんのクリスタルヴォイスそのものの魅力で惹かれてきたけれど、声量と表現のバランス声技を味わえる震えが堪らない。初めて耳になされた印象は私がそうであったように、特長の美声=クリスタルさが先行し、演歌独特の節回しと濃い歌い方より、クールに聴こえがち(というか、声に心を奪われ気づかないとも言う)楷書的な感じでしょうか。でも違うのです。ウタキの丘ででも書きましたが、声の強弱を聴き取る私たちもはっきり判る描き分けを聴いて確信して欲しいと強く願います。更には北の冬薔薇では、曲毎全体の声の表情を凛と、声質を変えておられる、歌詞で歌の性格はがらりと変わるのだと知らせてくださった。
…もしや「七色の声を操る松原健之!」 がここに。旗を掲げてPRしたい。

その声波の行方見送り、演奏が残す穏やかな余韻に、松原さんのMCが笑顔と一緒で明るくてホッとします。皆さん緊張しないでね。とお話なされますが、どっきどきなワタクシです。あはっ
コンサートでのご披露は珍しいという、瞳の奥まで
松原さんの明るめな声が歌詞で甘系極上スイーツ、昼メロ(死語??)のテーマソング、ドラマの主題歌にはまる。相乗効果で両者ヒットでしょう。さらりしていつつもぐっと力を込めるのは抑えても心の内側からにじみ出る想い。やはり昼メロでしょう。
シーンが浮かぶ雪景色。ふと演奏を聞いていて、今までゴージャスに彩られた演奏が、打ち込み系?加わっていてもぐっとシンプルに削ぎ落とされている。幻想な雪の色が浮かび一歩一歩踏みしめて進む女性の深い強さ、ラストの雪が降る〜雪が舞う〜楯さんの声との掛け合いも素敵でした。
ステージの袖へ戻られお色直しの松原さん。ステージでは
山に囲まれた自然の中に居る…おのずと耳も心も澄まして。ふるさとのメロディが流れる。
そして、松原さんが再登場。母とふるさとをテーマに、母の日も近いのでと。故松永伍一氏の詩をBGMに守られて朗読なされました。
「母、子守唄、…記憶の中に咲き続ける……愛という言葉は要りません…」じわぁ〜〜ん。
歌は中国地方の子守唄詩でぼろぼろ、聴くのがやっと。
ピアノ、ギターPrec,ベースの音色が一緒でも個で聴こえて。各楽器の短いソロな部分が循環しあい、おくるみの優しさで包んでいく。皆さんの姿と、ねんころろん 歌の巧さはもちろんですが、深い呼吸で入りひとつひとつのフレーズを呼吸するようにうたう人間的な温かさだけが残る声と演奏であり胸がじんとしました。
Elegy こころの道カップリングの曲でしたね。
五木寛之先生が書いてくださった曲とのご紹介。エレジーは哀歌ですが、強い希望を持っている歌であり、少しでも被災地へ届けばと願っていると。
記憶にマンドリンの調べが重なるしらべが重なる。揺れる音色に松原さんのヴィヴラートを抑え気味と聴こえた声がただ真っすぐ透る。声力の一筋が希望を持っての強いメッセージなのだ、祈りも込めたい。おもう私でした。
ふと、朗読なされた故松永氏の詩。松原さんが声に出すことが脈々と生き続ける師の意思を継いでいるのですね。
強い希望を持った哀歌も生命肯定的な響きで天上で見守っている人々をも安堵してるでしょう。
ウタキの丘で♪はこちらへ書きました。
宣伝部長、和やかメンバー紹介の後、一部ラストは思い出してごらん
私ははじめてきかせていただくかしら。塩入さんはアコーディオン。オルゴール?なイメージがメルヘンチック。母、子守唄の続きです。顔で笑って心で泣いていても…素直に出していいんだよと。相手の優しさが沁みます。

休憩をはさみ、MCから二部の始まり始まり。も珍しくてGood!どちらから の問いに、あちらこちらから手が挙がり、全国津々浦々金沢へお集まりです。
曲は、美空ひばりの世界からまずは悲しい酒
ギターソロでなくちゃ。柔らかで細やかな丸尾さんのソロが五臓六腑に沁みわたります。
情感の含ませた歌がじわじわずっし〜〜んと心を撃ち迫ってくる。
美空ひばりじゃなく、松原さんで聴いていたいです。女性が唄っているとの錯覚をたびたび起こし、語りで松原さんと迷いから覚めていました。
函館山から
は私は知らずな曲でしたがCDでは聴いていて。
"函館山からぁ〜"の声に旅行した景色を思い、でも景色だけじゃない、笑顔の歌詞ではほんとに声も笑顔なの。生き生きとした表情そのまま、他、自然と人間が一体となっている松原さんの世界に感嘆しまくり。
テンポよく、お祭りマンボ手拍子は表打ちね。
ベースの軽やかな低音にピアノのおなじみのメロディが絡む楽しさ。ラストのちょっと気怠いところが好きなのよ私。
ひばりシリーズラストは美声でTVの前に釘付けになった方多数、はいあなた!も。
楯さんの笛が飄々と流れ、津軽のふるさとです。
たおやかで温かなふるさとなのと聴く演奏に、思いを馳せる声はどこまでも美しく優しいけれど、堂々としていて
ストレートに歌い上げる強さがある、感動と一緒に私たちにも活力を与えてくださるのが、TVの前で正座してしまったゆえんとも思う。松原さんはお色直しで袖へ。
ステージで奏でられる曲想が180度変わる。360度ではございませぬ(笑)
ワルツでも踊りましょうか〜な雰囲気です。
ベースもギターも自由におしゃべりし、楯さんはほんとにハモっている。コンサート中の演奏、最近の皆さんの演奏、IAM を聴いていますと、今迄書いてきた塩入さん齋藤さん楯さんらの”阿吽の呼吸”…ではないと気づいていた。簡単な言葉で記してきたことが恥ずかしい
意識の集結。意識を注ぎ込むことは集中と根気を要しますし、可能性が見えるからできる。聴き合う音色のなかでの対話に応え変化し、また覚醒も。お互いのテクニックと音楽感性を尊重しあう、し合える意識が結束する最上のバランス。生まれるどこにもない限りない広がりを聴く極上の空間なのです。
私の桃源郷…果ては宇宙。
戻って。
これからもっとゴージャスなステージが始まりそうだぁ〜〜な期待が自然と沸き、
松原さん、北の冬薔薇
御衣装もジャケットと同じピンクです。目がピンクにはりつきました、いえいえ歌です…二番に入って一番と伴奏が変わっていくわと耳が覚めた辺りから。スケール大きくて音域が広く難易度高い曲と唄い終えたあとお話なされていましたが、気づかないほど。声の表情が今迄になくきりりと締まり、気品
そのままに力強く響き渡る。冴えておりました。"きりきりと”の歌詞が痛いほど胸に刺さる、薔薇のトゲ。美しさの声は安易によせつけない薔薇のプライドの高さとの接点も感じました。
五木ひろしさんが作ってくださったマリモの湖
東北、北海道の曲、演歌は場所指定が多いですね。景色で色彩もゆたか。アコーディオンがマリモが転がっていく〜可愛らしい音色にも聞こえました。
う〜たを忘れたカナリアは〜〜は、歌では無かったのかしらと思ったら、
あなたに逢えてでした。映画の応援歌でしたね。
CDで初めて聴いた時、小椋さんの曲とすぐわかる、らしさを感じていました。松原さんの唄い方であり、アレンジもファンタジックに広がる後半に、青い空白い雪にカナリアが翼をしなやかに広げ飛び立っていく透明な景色を想いました。
コンサートも終盤、客席からいっぱい黄色い声も飛び交い、松原さんが歌いながら
会場を回られました。あなたに花を(手拍子は表打ち・笑)そしてデビュー曲、金沢望郷歌
お隣に座られていた女性が握手できた!ととっても喜んでいらっしゃいました。私も嬉しかったです。
客席におられるので、見ていましら、このまちで生きる〜たけし!のかけ声のタイミングがっ。
ちゃんと掛けました(^ー^* )v。笑顔で迎えられ笑顔で唄っていると声の柔らかな表情で伝わり、笑顔の連鎖反応は胸にこみ上げるものがありました。
ひとまず最後の曲はと、歌の旅びと
塩入さんが編曲なされたと知り、私は松原さんを知るきっかけとなったこの曲。わかぁ〜すぅぎぃ〜て〜の巧みな艶めかしい声に悩殺された…が再現。ドラマティックさも、ライブならではのスケールの大きさが迫りくるのは鳥肌モンです。
「ありがとうございました!」の高らかな声が終わるか終わらないうちにアンコールの声が掛かる。

わぉ〜ピアノのイントロがオーソレミオ
松原さん、颯爽と登場。声高らかに歌い上げるそのお姿は テノール歌手です。
カスタネットもシンバルもピアノも華やかなステージを盛り上げて拍手大喝采〜♪
次はネッスンドルマかしらん(願望)

コーフン覚めやらず、見上げてごらん夜の星を
震災復興への思いを込めて。会場が鎮まります。
ピアノ一本に声が天上へ響き渡ります。
バックには無数の星が輝いて。すべてへの慈しみと歌に込める思いは空間を埋め尽くすけれど、足もとにはしっかりとした大地が根ざしている。踏みしめる深い歩みに湧きあがってくる松原さんの存在という壮大さ、堂々さ、熱い感動が揺るぎない大きな拍手で還っていきました。
再度ミュージシャンの皆様も並ばれて笑顔笑顔。
涙でぼやけてしまった。

コンサートが音楽への松原さんの抱く大きな意志でゆっくりと目指す方向へ動いていっている。
着実に。

MCでのお客さまから上手に言葉を引き出すおしゃべり、また繰り返し申されたコンサートに関わってくださった方々への感謝のことば。温かかったです。

終わってもアンコールを求める拍手と声が続いていました。

ありがとうございました。
takako.