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1月13日mon.
小松崎いつ子@池之端ライブスペースQui
i-voce (アイ・ヴォーチェ)CD発売記念ライブ
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1st ステージを観させていただきました
(当日券で入れました(^ー^* )v良かったぁ。満席でしたので入れなかったらどうしようかと)

「お元気そうでなにより」女性同士の和やかな会話が聞こえてくる。小松原さんのお友達が集うこのライブで再会なされたのでしょう。日常からあの時への回帰。懐かしむ声と微笑が冬の寒さを追いやっていく。
Revue です

照明が落ち、塩入さん&齋藤さんスタンバイ OK
静まり返ったハウス内に
ハイラ〜ハイラ〜のヴォイス(CDで聴いてくださいね)が打楽器のド迫力で轟き、ど、どっきん。さらにボリューム厚く漂う低音に舞踏のリズムがぐいぐい荒波を立てる。
な、なんとopeningは
暗いはしけ
サーモンピンクのドレス(お色はそう見えました。間違っていましたらスミマセン)をお召しになられた小松崎さんは歌いながらのご登場。わぁおファド!というより、まずこの動くご登場スタイルは主人公への注目度がMax♪
ふわりと巻かれた同色のショールの自然な揺らぎに吸い込まれるまま目が耳が彼女を追っていく。
同時に歌声のストレートな艶が命中。ファドは情念の濃さが先立ちますが、アレンジとハイラ〜の強烈なかけ声(と表現します)は精神性の強さをぐいっと全面に押し出し壮大なオーラが敷かれ、歌いながらの動から、独特のリズムに凛々しい声がセンターで静止。女王様がお出ましになられたかと思う強烈&鮮烈な印象が残りました。威圧じゃないのよ、気品溢れる小松崎さんが、曲の女性を表現しつつ融合され、カッコいい、
…小粋なオープニングに小憎らしくなる(笑)
とワックワクしている余裕がまだありました。
ピアノのイントロにウッドベースのつま弾きが絡まって
ボン・ボヤージュ
この曲はシャンソンですとご説明もあって。三拍子。
私にはシャンソンは、お話しているのか歌っているのかはっきりしているようでどちらともなく、字余り的アドリブな感じ…を思っていました。それはそれで魅力でもありまして。
歌詞が滑らかに、ささやきかけてくる。でも伸ばす声のヴィヴラートが柔らかに広がり、大らかに謳っている。シャンソンですけど歌!(おフランス語でシャンソン=歌なのですが・笑)
ファドに聴いた魂が座った強さが、絶妙な優しさで小松崎さんの表情にも伺え、別れの歌詞にも爽やかな青空を思いました。声の素材が良ければ(偉そうにスミマセン)シンプルな編成でも惹きつけるものは素直に伝わっていくのと聴きほれます。ピアノとつま弾くベースの掛け合いが小粋なシャンソンに仕上げていると思います。
ケ・サラ
小松崎さんが、この曲の訳詞は未来に希望が持てる岩谷時子さんの詞が一番お好きとお話なされた曲。
上品で美曲〜とうっとり。細やかに刻まれるメロディがエレガントで開ける未来を想えば弾むけれどちょっとやるせない気持ちも含み、涙の音を過去に追いやって吹っ切るようにさらさら流れていく。ピアノとベースのフル演奏が融けるように馴染み、ただただ曲の流れが細胞の隅々まで潤う幸福に自分の意識飛んでいきました(気を失ったわけではなく)
イントロは、お話系が始まる予感〜そして柔らかな歌いくちがささやき歌う。アマ・ポーラ
歌詞での揺らぎを抑え語り、クリアに歌われていて、ヴィヴラートでの伸びとのバランスが優雅。そんな魅力に歌声にベースとピアノが戯れ付いてきて、まるで、暖かな陽射しに可憐に咲くひなげしの花に、風が、蜂(笑)が戯れている情景を見ていました。
群衆
シャンソンです。アルゼンチンタンゴ的な急と緩が入り乱れ声も低音域を奥行き深く凄む。ゾクっときます。早い歌いくちであるのに、お手元がショールを揺らすのです。動きにも惑わされそう。
ピアノとベースも鋭利に切り込み、じらすような駆け引きも感じ、快速で群衆にまぎれていくラストはスパニッシュダンスを踊りながら喧噪にまぎれのまれていく堕ちを妄想し、どっきどきしました。
テネシー・ワルツ
声の乗るリズム感が滑らか。聴いている心地よさには小松崎さんにとてもお似合いの曲でもあるとも判り、フライトなさった土地で受けとられた感性がそのまま現れているようで気をも漂う。語尾でビブラートが上がるとふわりとはばたける自由さにも癒されていました。
心遥かに
ジャンルは覚えていないのでして(スミマセン)私は初耳の曲と思います。
ロマンティックな展開と、現実に戻る嘆きの対比がドラマティック。ポップスのように仕立てたお二人の盛り上げ方は典雅な趣をそのままに膨らませるのでのけぞってしまいそう。曲想の対比にとどまらず、小松崎さんの表情も喜び、また失望へと嘆き、歌劇を観ているかのよう。思いを込める歌詞に心の内面の激しさをその声色に余す事無く映されていると感動しました。
別れの詩
アレンジで曲がドラマの主題歌になった!(なって欲しいですが・笑)と聴いていた曲でした。シンセやギターの音色、ベースや弦楽器が織り込む響きのグラデーションとリズム打つ息づかい。そこに歌が乗ると踊らされて翻弄されていてもそぶりを微塵もみせない凛とした女性像を思うのでした。
かもめはかもめ
あきらめました〜あなたのことは〜の曲です。リズムを背面に押しやって、シャンソン風とも。
弱い部分をさらけ出し、前曲と180度変わってきていじらしい。今度はワタクシが翻弄されました。このお姿に男性陣は優しくなっちゃいますよね。夕暮れのセピア色を海の碧に溶かしやがては夜の闇へ沈めていく。
とてもいいわ
曲のタイトル自体珍しいのでは。これもシャンソンの特長なのかしらと思っていた曲です。
気品に満ち優しい語りくちにうっとり。甘さが可愛らしく、落ち着きにもどことなく軽やかで…夢!なのかも。
ピアニカの音色が心踊る爽やかさをプラス、小鳥のさえずりの如く祝福。
五月のパリが好き
もうもうパリに行くしかない!
モダンでポップしていて快活なんですもん。色々な音色が加わっていくと勢いとか即興的な味わいも生まれ、個性的に小洒落ているパリのファッションそのものを見ているよう。曲まるごとがパリジャンヌです。
ラストは塩入さんのオリジナル曲、小松崎さんも作詞なされCDに収録
あの時あの人と
音の粒がキレイに揃うシンプルな和音は内省を語る声の色香を引き出すマジック。
この曲で小松崎さんの歌う感じを私なりに固めていた。大らかに歌うように語り、密やかに語るように歌う方。シャンソンの、語りが印象付き歌うスタイルで想いを込めていくというより、言葉のインスピレーションをメロディに正確に沿わせながら、言葉の持つ波動を変幻自在に操る表現で広げていき、その中に生きている人間像がドラマで浮かび上がってくる。思いの丈をまっすぐぶつけていくひたむきな姿と、時折フッとため息を聴く声の色。深く胸に刺さりました。エンディングでピアノとベースが想いをすべて受け取る豪壮な響きで称えておられた、ブラボーの歓声と拍手が巻き起こったのは言うまでもありません。
言葉のロマンティックな甘味が、甘すぎない、知性を聴く。秘めた凛と引き締まったプライドに付随し、音楽と向かい合ってきた厳しさもにじみ出ているとも思う。
私の感性100%的中しました。

i-voce アイ・ヴォーチェ
アルバムタイトルのお話は無かったと思いますが、いつ子さんの声と思って居ります(すみませんそのまんま)
「 i は愛も…「voce」は、イタリア語で声という意味…」等、教えて戴きました。ありがとうございました。嬉しいです。
15年目のファーストアルバムです。ライブを聴き、私はタイトルには様々な思いと拘りがあると一層感じました。のでここには軽々しく書かずに、次回ご本人から皆様へ伝わるのが一番よろしいですね。
楽しみが増えました
CDを聴いた時の感想をBlogに少し記しました。アルバムに憶った二本の時間軸。MCでの、うるおぼえで申し訳ありませんが(一週間も経ってしまって(*^▽^*)ゞ)メンバー紹介中「追いかけて追いかけて追いつかなきゃいけない、」と。
塩入さんの音楽を追いかけていかれた到達点が想定地点であっても、そこには想定外の可能性という手応えを得られたのでは。「思い切って翼を広げた飛行機からジャンプして、…歌の世界で」を経られたのですから。そんな喜びをライブのMCにも感じながら15年間歌手活動の時間とコレからの時間を繋いでいくアルバムでもあるのですね。
そこにひとつ得られたライブの時間。でも時間を忘れてしまうほど素敵なひとときがあったことを記しておきます。
ありがとうございました。

メンバー紹介の中で、このアルバムがシャンソン界に旋風を巻き起こしている!とのお話があったと思います。嬉しい〜〜。曲毎のアレンジで小松崎さんの気品を高め多面的な表現力を開花させ魅力を引き出す音楽センス。
シャンソンのジャンルもフランス革命の時を待っていたのです。

takako.1.19.