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Mr Bassman 齋藤 順 ライブ〜ベースが目立ってどこが悪い!?Vol 5〜
3rd Album いにしえの彼方から リリース記念ライブ

コントラバス:齋藤順 ピアノ:塩入俊哉 パーカッション:楯 直己
Special guest ヴァイオリン:川井郁子
ナビゲーター:宮川俊二

Program 
1st
 荒城の月/瀧 廉太郎
 エトロフ島の夜明け/齋藤 順&木村隆哉
 漂泊の旅路/塩入俊哉
 いにしえの彼方から/齋藤 順 
 国境/城之内ミサ
 契〜生まれる前から/塩入俊哉
 チャルダッシュ/V.モンティ

2nd
 伝えたい気持ち/齋藤 順
エル・チョクロ/A.ビジョルド with 川井郁子
 Golden Dawn/川井郁子 with 川井郁子
 Passion in blue/川井郁子 with 川井郁子
 早春/齋藤高順
 母に捧げるプレリュード/齋藤 順
春の声に誘われて/齋藤 順
エンディング
encore
 リベルタンゴ/A.ピアソラ with 川井郁子
 ブラック・バス/齋藤 順
 image
カクテル いにしえの彼方から〜ノンアルコール編〜
梅のつぼみが可憐。濃いピンクに強さをも想います。咲く直前お花は最も強い色彩を発して注目して〜とアピール。
Blue Note のカクテルとはお対みたい。と思い出してもいたのです。またもう一枚のフォト、被り物(街路樹灯)のカタチもリンク。
昨夜は ゴールド色の帽子型から下がる鳴り物?になってステージ上で活躍(笑)塩入さんの前にはビビッドピンク、楯さんの前にはブルー、お対です。大きさはさほどではありませんが左右鮮やかな色がアクセントにもなっていて、綺麗でした。
そのCategories ”Concert Revue”(200)は、2.28.のDuo Live 追記で、200本(本でよいのかしらん)達成しました自分で拍手してみるスミマセン(^^ゞ因みに花ではございませぬが、直前なので濃すぎ(笑)

3.11.想いも新たに 201 へ進めます。

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私は荒城の月の演奏が終わった頃お席に着きました。
遅れてスミマセン
曲の間を真っ暗闇の中ソロソロと歩いていくのですがお客様の誰もが目線はステージの主役へ吸い寄せられている。身じろぎもせず聴き入っていました。満員の気が充満。殺気〜
あぁ、侍の一刀にやられたのだなと(笑)ベースの弓を弾ききる姿にです。
ワタクシ今回のアルバムへも楽曲徒然を書かせていただきました。CDを聴いています。
能力不足を自覚しつつ採用してくださった"Mr.Bassman"齋藤順氏への感謝の気持ちと、ライブを聴いて感じたままを記していきたいと思います。
ですので、上記は、齋藤さんがラストをビシッと決め弓を振り上げられたお姿をサムライと妄想したのでした(今回はサムライ
兎にも角にもアルバム最初の曲を飾る荒城の月は、度肝を抜く秀逸作品です。
ベースが奏でる斬新な三味線の音色にぶっ飛び、そこから展開する音楽ドラマの舞台は、ワタクシ歌舞伎とか薪能を思いましたもの。
そこにベースの無骨な音は誇り高きサムライの姿。ラストは刀をずばっと…に見えた?お客様の気を掴まれたと感じ、嬉しくなりました。 

MCではエトロフ島の夜明けは最初のタイトルは違っていたこと、塩入さんがリアレンジなされて和の境地へと趣を変えたと。
この曲を聴いた時、朝陽が昇り煌煌と照らし始める夜明けがどうやっても見えてこない(笑)優しいベースとピアノとの細やかな語らいに、夜明けと間違えてしまいそうな北国特有の白夜で、本当の夜明けを待つ厳しい土地でもワルツなリズムにちょっとワクワクな気持ち。またエトロフ、北方領土の問題も背景に灰色の空気も混ぜて。そんなイメージを持ちました。
ライブで聴くとシンプルなようでベースはBowingとつま弾きを駆使し、静かな流れにも様々な波を起しているのだとも気付きました。海が広がりますね。演奏を見る楽しみも付随します。

齋藤さんが塩入さんの作品、漂泊の旅路を是非ともベースで弾いてみたく願いが叶ったと。
ベースが唄います。総てのメロディを。これぞベースが主役そのものの曲でもあり、きっちりと刻む音に母の心臓音を思いました。見守ってくれている。道を切り開いていけると。ライブでもさらには力みのない音色に真の強さを感じました。またバックがメロディに神秘な空気を流していて。幻想世界がカッコいいです! 
そしてアルバムタイトル曲でもある、いにしえの彼方から齋藤さんの作品。
イントロがステキなのです(いえ、もっちろん本編も)万葉の時代or源氏物語へまっしぐら。
たおやかなベースの調べに十二単をまとった女性が佇みます。柔らかな色彩を書きたいとも思いました。ベース=女性と思ってしまう奏法と曲想にびっくりしながらも、殿は有明の月が見ている朝方帰っていくのです。いにしえの彼方へ。ロマンティックなベースの調べがちょっと官能的でドキッとしちゃいました。ライブではステージの後ろにスクリーンが下り、映画のワンシーンが流れました。中国の?昼メロ(死語?)なシーンがぴったり。これはもうサントラ盤になるしかない。

城之内ミサさんが二胡への曲をコントラバス用にし、さらに塩入さんがリアレンジを施された国境
心が曲に吸い込まれていく気品の良さの感覚をしみじみ聴かせていただきました。
ベースのヴィヴラートの揺らぎが美しく、チェロの音域のようなメロディがリリカルに歌い、可愛いらしさも。そんな繊細な部分を華やかにまた、センチティブに支えるピアノも塩入さんでなければ。国境というタイトルに重ねたい憶いは計り知れないほどに、キュンとこみ上げてくる。

どの作品も聴くほどに沁み入り、作曲、編曲者の皆様が込められた思いと背景を思うほどにたじろいでばかり。本当に総てが素敵な作品なのです。
契〜生まれる前から〜塩入さんの書き下ろし作品。これまたたまげました(笑)
タイトルには作曲者ご自身のロマンが詰まっていることと。愛とか文字で書けないワタクシは未だ未熟モノなのでして。スミマセン。
声が過去から続いているのならば、世の中は声に埋もれてしまう。切れてしまうのだから、契りを交わし、いにしえからの声を音楽家達が詩人のように奏で継いできたのだと。聴き覚えのある和の音色が貴方の声で聴こえてくるデジャビュにかき乱される心。ライブでは楯さんの侘びな笛とお琴の音が雅。ベースの主旋律をストリングスが倍音のように添うとベースの振り幅に空間が生まれていて逆に際立っていたと思う、また様々な和楽器が壮大に広がる華やかさにラストに向けベースが加速しぞっくぞく、
そして崖から飛び降りたのでは!
…劇的な決まりにブラボ〜〜〜の声があがりました。
…はぁあああ スゴイ。

チャルダッシ
齋藤さんお得意の曲という、余裕の表情ベースでチャルダッシュですよ、正気でない(笑)
このアルバム用にアレンジを変えましたとお話が。
楯さんの読経?(どこのお国かはわかりませぬがインド系?) から始まっちゃって。まずびっくり。
そしてオリエンタルなムードにおなじみのメロディが。そこからは、シルクロードですもの、エキゾチック満点。とても多国籍な活気も思いました。本来はヴァイオリンの超絶技巧曲なのですが、まさかベースで聴かれるとは!Mr.Bassman涼しいお顔で弾ききり、拍手喝采のなか一部終了です。

ご歓談中へ「そろそろ始めてもいいかなぁ〜〜」そろそろっとためらいがちに弾きはじめる二部の始まりは伝えたい気持ち
相手の気持ちを一生懸命考えるいじらしいベースくんです(笑) 同じフレーズをささやくように、また強い気持ちも表面に出して。ピアノとのDuoが基本ですが、小さく入る鈴の音、笛とのDuoも優しくて、からりと澄み渡る春の空にも心にも暖かな演奏が沁み渡りました。
Jクラシックの女王ヴァイオリニスト 川井郁子さんご登場〜〜美しい〜
川井さんの1st アルバムレッドヴァイオリンで塩入さんと知り合ったというお話。からMC弾みました。齋藤さんは禁(煎)餅で7〜8キロ痩せられたと。私もお煎餅大好きでして。禁餅せねば(*^▽^*)ゞ
笑いのまま曲へ。しっかしヴァイオリンのソロイントロが始まれば瞬時に川井さんの世界。
ワタクシ、川井さんの生演奏は久々でしたのでむさぼるように聴いてしまいました。
エル・チョクロ熱いタンゴ。キッスオブファイヤーのタイトルがいっちばん似合いそうな情熱的でエッジの鋭い川井さんのヴァイオリンの音に、今までのベースの音色は穏やかな優しさが根底にあったのだとも気づいていました。中間の哀愁〜が艶かしいのはさすが川井さん。
齋藤さん「素晴らしいですね。前半の部分を全部持っていってしまった(爆笑)さすがですね〜」
いえいえ、ちゃんとベースの聴かせどころは響いておりまする。
Golden Dawnのタイトルをいじっておりましたが、なんか一生懸命盛り上げようとなさった齋藤さんです。
砂漠での夜明けをイメージなされたと。砂丘も空も一面ゴールドに染まって、神々しい夜明けのメロディに、ベースソロと楯さんのヴォイスが生命が目覚めていく気を想いすごくステキでした。
Passion in Blue
大好きな曲にピアノのイントロから嬉しくなっちゃって。バックの音色がラテンのリズムでもヴァイオリンはエレガントなのよ。今夜用にベースのソロもあり、ピチカートも軽やか、ピアノの即興?もカホンのシンプルな響きに煌びやかさが映えてカッコよかったです。
ナビゲーター宮川さんご登場にて順さん出生の秘密編〜お父様が小津安二郎監督の映画のサントラを手がけてらした、齋藤高順氏であると。
早春の映画がスクリーンに映りました。モノクロが目に優しく音楽も。
そのお父様の作品を今回のアルバムに収録なされました。
早春
 映画を観てはいなくて原曲も知らずで、そんなんで書いても良いのかと悩みつつ、モノクロに訪れる季節は冬が残る浅い春。水のせせらぎは細やかで、時代の流れにも動じないベースの穏やかな強さを聴きました。終わりへ向かう曲調が変化していくところに、。映画のシーンとお姿を、春の季語でもある、齋藤さんが抱いたであろう父への尊敬の念も遷す、蜃気楼=ミラージュを幻想を見ました。
母へ捧げるプレリュード
難曲であることは一聴瞭然。とてもそう感じさせない滑らかな流れと、一番自然体で弾かれているお姿に目の前でお母様が聴いておられると想像しました。安心して弾かれる、でも褒めてもらいたくて。奏でながら、「どう?」などど。言葉を交わしている。
天国のお母様がきっと目を細められて聴いていると思い浮かべては、ワタクシ涙していた曲でもありました。
いよいよラストの曲です。
春の声に誘われて
実はワタクシ毎回涙腺を直撃する曲でもあるのです。厳しい冬=道のりを想うからの安堵の感情に厳しさ故の温か味が絡むから。
小鳥もさえずり、木々の小さな芽がキラキラ輝くようなメロディが春爛漫のステージに彩りを添えて。ベースの響きがこんなに美しくて良いのでしょうか(^ー^* )

スクリーンが降り、アルバムメイキンの映像が流れてエンド。
ではなく、鳴り止まない拍手にアンコール。

颯爽と再登場なされ、二部の始まりとは大違いで、
がつんとカッコ良く決める、リベルタンゴのベースソロで始まる。
主役の風格を湛え堂々とした、渋い音に痺れました。
川井さんも再登場なされセッション。ヴァイオリンの音色までもが即興に聴こえて、またコンサートで最初から、「和のイメージです」と繰り返されていましたので、まるで和のフリーjazz!このメンバーならではが生むこの熱い調べにいっぱい感謝しました。
ラストはブラック・バス
1st アルバムタイトルでもあり最初のこの曲は、果てしなく壮大な動きへと展開していく序曲でもあったのですね。
多方面に渡るこれからのご活躍が楽しみです。

今回はCDを先に聴いていましたので、ライブで展開していく音の波に添って齋藤さんの演奏姿、楯さんの種々なPercusssion、塩入さんのシンセ等など、同時に追っていくと構築される層の移り変わりが聴き取れて目から鱗状態。そこにはいにしえのい彼方からの時間軸をも想うものでありました。和の音色に時空を体感し日本人の奥ゆかしさと情熱が今の時代と融合、西洋楽器を日本男児(スミマセン・汗)が奏でる誇らしき音色とベースの底力は、自分を肯定できちゃう喜びで必ず私たちを前に進ませてくださる、もっともっと曲への興味も深まりました。
お客様にリラックスを笑顔をと、ライブで重要視なさってくださるMCも記憶に残します(^ー^* ) 
CDを先にゲットなされた方は特に次回はライブで見て聴いていただきたいと願うワタクシ。
手法をいっぱい備えた名手達がきっとお待ちなハズ。
ありがとうございました。
takako.3.15.