3月22日sun. at: Jz Brat Sound of Tokyo
saya Special Liv 2015 『続 大地と風の歌 』
出演:saya(vo)/塩入俊哉(Pf,Key.Acco. All arrange) /岡沢 茂(bass)/楯 直己(perc,voice,笛) 

1st
1.スコットランド民謡
2.ウタキの丘で 作詞:売野雅勇/作曲:塩入俊哉
3.漂泊の旅路 作詞:saya/作曲:塩入俊哉 祝詞:楯直己
4.海と旋律 (ポルトガル ファド) Acco、  voice
5.海の歌 Cancao Do Mar( ポルトガル ファド)コラ Acco
6.子供達の街角 A.ピアソラ (アルゼンチン タンゴ)
7.To Poli Poli (ギリシャ) ぱお〜ぱお〜ぱぁ〜〜お〜〜
8.Contigo En La Distausia(キューバ)Oboe

saya cocktail  梅は咲いたか 桜はまだかいな

2nd
9.Se ilden Lyse(ノルウェー リレハンメルオリンピックは英、でも原語で)
10.Shenandoah (ケルト系→アメリカ民謡)ネィティヴな笛 
11.スカボロー フェア(イングランド ケルト系)
12.Padan Padon(フランス)心臓の鼓動
13.つつじの娘 sayaオリジナル 信濃の民話
14.りんご追分:作詩 小沢不二夫/作曲 米山正夫 jazy〜かっちょいい〜〜
15.越天楽:雅楽  別名ハード69雅楽
16.約束 作詞:saya/作曲:塩入俊哉

Encore
 ラストダンスは私に 

敬称略
…忘れないよう管理人メモ付き状態です
*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:
追記:3月26日

私はsayaさんの歌声を聴くのは久久。昨年の12月声帯炎のため中止となったライブは残念でしたが。
今年に入り既にライブ活動は再開され、完全復帰なされて居ります。
でもやはりJz BratはSpecialな日、”早く来い来いJz Brat〜♪ ”待ち望んでいました。
皆さん同じなのと。
その第一声を望まれる、通常より凝縮されピーンと張りつめた空気に感じられた。
わっ
な、なんと無伴奏、ひとりアカペラ(ヴィヴラートがハーモ二―と錯覚する広がりを持って)のopening。
会場の暗闇と、そして声を潜めていた療養期間などの沈黙の翳りに、光彩が射し、自然に導かれたような柔らかな声艶のある響きは以前より落ち着いた感を覚え、貫禄とも映るシンガーの姿に思わず手を合わせたく(そんな感じよね)、いえ、
待っておりましたぁ〜〜っと拍手と心でいっぱい送りました。
見とれていますれば、どこからかさざ波が。ソロの静謐さを壊すことなくつなぐシンセの音が絶妙〜あぁニクい。
ウタキの丘で
真っ直ぐ純粋なうたいくちに一つ一つの言葉を大事に歌うsayaさんの音風景がキレイに心に届いてきた。ベースのシンプルなメロディソロがしみじみ温かく、次第に楯さんの縦の線(笑)を刻む音が脈打つ鼓動と重なっていくと、昂揚が心を掻立てている。
何気なくのせちゃっていくこのアレンジ、メンバーならではのマッジックなのだ。
悔しいけれど嬉しい(笑)
世界の土地に根付いた民謡をお送りしたい とのsayaさんのお話から、
いよいよJaponから出航〜〜 拍子木が鳴ります。
漂泊の旅路
抑揚ゆたかな声は、シンセの冷静沈着な音で着き進められ、むしろモノローグに聞こえます。
祝詞がすっと降りてくれば。対話のよう。美しい響きはそのままに、楯さんの声とDuoの時など言葉のない声には耽美的な表情が感じられてゾクっときました。
ヨーロッパ、ポルトガルへ着岸。ポルトガル語で唄われます、海と旋律
アコーディオンの哀愁を帯びつつも雄弁な音色に異国情緒たっぷり。
仄暗い情感をブルーのドレス、Jz 背面の色もブルー、全部海!瞳もブルーじゃないかしらんとsayaさんごと異国に土着していました。耳馴染みがよいメロディは特に楯さんとハモるサビが耳に残り、孤独感を増幅させ、感情の奥底に潜んでいる淋しさが溢れでていく、心の変化が聴こえました。

コラという弦楽器がポロンポロンと語り、楯さんのVoiceはまさに民謡(さながら 琵琶法師(*^▽^*)ゞ)と聴き入っていれば えっ 摩訶不思議なシンセの音色がすっぽりと包み、そこにアコーディオンのメロディが鳴る。このイントロは今回のライブでの白眉です。
Cancao Do Mar 海の歌
いえいえ、もっちろんsayaさんの歌声あってですけど。演歌でのコブシの如く、ポルトガル節が廻るのですよ。あんど、同時にくねる動きも必見。儚さや切なさを胸に宿したまま。寄せてくる波に揺さぶられ感情に溺れてもがいて、も、悶える(*^-^)ゞ〜sayaさんがいつになく妖艶でした。
お酒はぬるめの〜〜 船唄を思いますともお話なされていました。お話により曲がイメージでき、興味を深めることにもなり、有り難いです。
さて、 ヨーロッパを離れ、アルゼンチンへ
ピアソラの作品、子供たちの街角
塩入さんのイントロソロに、ピアソラはピアノが聴き慣れていますのでどこかほっと落ち着きました。
sayaさんの歌詞も日本語。哀調ですが、ピアソラ曲にしては破壊とか不協和音がない聴き易い曲ゆえに切なさの感情が際立ちます。ピアソラはきっとこの曲には未来への希望の光も射し込ませていたのではないでしょうか。孤独にそっと手を差し伸べたい、子供たちを慮るそんな温かな眼差しを声に感じました。
アルゼンチンは短期滞在にて、今回初めてご披露は〜ギリシャの曲、To Poli Poli
中近東の女性が(TVで見るカンジな)踊るのよ。エキゾチックなメロディにそんな雰囲気を聴きました。
そして歌全体には、どこか90年代(は、もう昔??)前半のテクノポップとディスコダンスミュージック(死語?)を併せたリズムにも聞こえて懐かしさを覚えたのも事実です。
秀樹さんの曲なカンジとも錯覚おこしていました。
声のエキゾチックさにも魅せられて、一緒に楽しみましょうなノリノリ。お囃し的なパォ〜パォ〜パォ〜のコダマが楽しくって、未だ呪文のように廻っています(はい、今読んでくださっているアナタもでしょう・笑) 大盛り上がり。
カンパーイ。はsayaさんのカクテルでどうぞ。
桜の開花があちらこちらから届いた日でもありました(東京は翌日23日でした^^;)

一部ラストの曲は、 キューバの古いスタンダード、Contigo En La Distausia
オーボエの音色にひとり、満開の桜の花を憶い興し、その年との遠距離をしんみり感じました。
曲は大好きなアナタを一途に想い続ける美しい女性を描いています。憂いが甘美に歌われても儚い夢へと移ろいでいかない、ひたむきな強さが、焦がれる気持ちを一層高めていく、とっても美しい曲。
艶やかな女性らしさに、皆様ノックアウト。
キューバに行きっぱなしですので、オリジナルのカクテルを見つつ、Japanを懐かしみ(笑)
さて。 2部開演です。

Se ilden Lyse(ノルウェーの曲)
リレハンメルオリンピックでは英語で歌われた曲ですが、ノルウェー語で歌います!と。(ノルウェー語ってあることすら知らなかった無知なtakako.様(^^)ゞ)
前半であちこち旅していましたので多少時差ボケのところへ、がつんと華やかなopeningイントロ。
いっぺんに目は醒めながらも、ポジティブな曲想と柔らかなフレージングに心地よく乗っかっていきます。それでいてガッツな気迫が湧く、そうその内面の強さと外面の柔らかさのバランスを謳歌している、しなやかな声がリズムに踊り、曲そのものを自分のものとして躍動に息づき瑞々しさを与える、sayaさんの持ち味でもあり、不思議な魅力で私達を惹き付けるのです。
オリンピックでの曲。盛り上がりました。いぇ==い!

続くはケルト系、アメリカ民謡 Shenandoah
切ない恋の歌とのご説明。私はロンドンデリーの曲を想起させました。
華やかさから一転、シンプルで温かな笛の音に集中。内省的に暖めている感情を密やかに語り歌う。
伸びやかなヴィヴラートに大地の広さを、シンセは川面を揺らす。どんなフレーズや音にも細やかで研ぎ澄まされた神経が行き届いている感覚と、次第に帯びていく躍動、河の内面を感じつつ、 川の向こうの彼方を見つめる切ない優しさを手のひらでそっと包む温かな演奏でした。 
sayaさんは懐かしさを覚えるケルト系、こんな曲が大好きです。と。
想定外へ展開
塩入さんはケルト系音楽は好きじゃない!発言。
郷愁を感じるか感じないかとの話題に及びました。挙手まで募ったり(笑)
結果、sayaさんの勝ち!!郷愁を感じる人多しです。 
ちょっと時間を戻しまして(*^-^)ゞ
リハの時ちらっとそんな話題が上っていました。話の途中参加でした私にはよくわからずにいて。
郷愁を感じるか?と訊かれ、違うかな。と答えました。
果たして私は塩入さん&岡沢さん(は郷愁を感じない)が好まないとは知らず、ライブ中に知ったのでした。
思うに。
私は曲に郷愁を感じるというより、sayaさんが原語で歌われることが、言葉の意味が解らないほど、唄われる声の表情に歌に潜む背景や心情に添える感覚に感動しているのだと思っています。
そこにその土地の風土、主人公の想いがあるのだと。トリップした感覚ですね。
そもそもケルト系もアメリカ民謡もジャンルを全く知らない私ですので、その辺はご理解戴きたく

スカボローフェア
この曲を聞けば耳馴染みの方が多いと思います。
霊界へいくような不思議な歌詞が付いているとのご説明。 中間部分からの幻想世界がおどろおどろして不穏な流れ。それこそ民謡民話の恐ろしい裏側へと霧に巻かれながら連れていかれる。それ、とってもコワいんですが。少しだけ知らない世界を見たくなる衝動と童話的な夢見ごこちもあって、そんな空間を感じさせるアレンジ、膨らみを持つ声と、なかなか奥の深い曲でした。
フランスへと渡りました、とってもコワかった心臓のドキドキは止まらず、Padan Padon
sayaさんのドスの利いた声に驚きつつも、ライブならではの勢いは加速(演奏は乱れることはございませぬが、そんなカンジということで)し、追われても追われてもバイタリティに溢れながら突き進んで行くPadan Padan 声のリズムが天晴。エネルギーをてんこ盛りでもらえちゃうカッコよさ、男前度を存分に発揮(笑)
ブラボー!
声援がいっぱい上がりました。

ここでお召し替え。
ドレスにオーガンジーの着物を羽織られて。
Japanへ帰港です。
sayaさんのオリジナル曲。つつじの娘
童話つつじのむすめに感銘を受けて作られた作品。
確か信濃の国の民話がモデルでしたかと。信濃の国の女性は、…強い?(笑)お話は哀しくもコワい印象を受けます。
妖艶に攻めたり、ぐいぐい引っ張っていく歌詞もモダンでポップ。切なさにもほろり。どこかスッキリしていて嫌みを感じさせない、小悪魔的な女性を思います。
sayaさんの作詞には二人の世界が多いですね。鮮やかな色彩で描く濃密な想いと恋の体温計がフル装備。
そんなお年頃も今は懐かしいワタクシです。
りんご追分
Jazzyなアレンジになっております。のご説明がすっかり飛んでいた前半。
笛の響きと、どっしりと構えた声の響き、ピアノの音。美空ひばりだよね。っと昭和時代に浸っていれば
へっ
手拍子ノリノリ、静かに待機していたベースもいつの間にか弾けてる、それも雄弁に。即興演奏あり。そうかjazzyへ変身。
颯爽と軽快に沸いていく演奏にsayaさんの声は演歌調でうねります。それもまたユーモアを連れて光っていました。とっても楽しそう。輝いているsayaさんが嬉しかった。
後半盛り上がるメリハリあるダイナミズムも過剰な余情というものを削った昭和の背景を描き、お客様きっと昭和生まれの方々でしょうから、このグルーヴ感が一体となれば楽しさ倍増。 

越天楽
日本最古の曲が日本最新の雅楽ロック曲へ変貌。ダントツの斬新さは後半の白眉でしょう。
現代と古代の融合はシンセと笛、エレキベースセッションでも大いに感じられ、ややもすれば単調なメロディを崩すことなくもsaya さんの声の波はリズム感とぴったり乗って、摩訶不思議に現代派なの。
その調和に太古、彼方の時空から現代へと繋ぐ人の心かけがえのなさや伝統性をしみじみと感じさせ、迫真の演奏は現代の音楽感性と古代の語彙が交錯する音楽の傑作を余すことなく掬い取った最高の曲に仕上げていました。
二部ラストは
二本松市でこの曲が心にとどきますように。
約束 

コーフン度Maxな会場。鳴りやまぬ拍手に、頬を紅潮させて笑顔いっぱいのsayaさんが再登場
Encoreは
ラストダンスは私に
ラストはCDとは又違ったファンキー&ポップなアレンジで沸きました!ベースソロが軽やか。sayaさんがとってもキュートで可愛らしかったですo(*^▽^*)o~♪ 

そういえば、このライブ、今迄にリリースしたアルバムの中からの曲は、
え〜〜〜っと 4曲かしら?
 4曲のみ
兎にもかくにも、歌詞も曲も聴き手を絶対に飽きさせないコンサートの構成に、ここでしか聴かれない醍醐味をおもいっきり宣伝したいのでした。  
sayaさんがその国の原語で歌われたことも。 なんと7カ国語です
原語で歌うことは、ワタクシには言葉の壁は大きい。正直、英語とは違うわぁくらいな鈍感な程度
でもsayaさんには想定内。つまりお客さまには言葉の理解は望まれていない。
曲の背景をお話くださり、感情は聴き手の妄想にゆだねていると。
理解できないと、ふと言葉って虚しくて真実は無いのか、とも考えてみたり。なのに心に大きく響き残る声に、そうではなく、sayaさんの日本語の歌詞の抑揚&表情を聴いていればおのずと原語が伝わってくる。感じられるのです。
日本の民謡にしても世界各国の民族音楽も、多種多様。表面的ではない残酷な内容が秘められていることが多い。聴き手は理解することより、わからないけれども、聴き込みたい、意味を感じ取れる感動に駆り立てられる何かがあるかどうか。
歌い手の技量が現れているの。
そこにその国の風土、人の息遣いが再現されているのだと聴いたのが答えです。

sayaさんの声の表情には妖艶さも加わってきてさらに幅が広くなっています。作者の思いを深めていく導線も増え続けている。
ふと 新しく出会ったジャンルの曲を聴いたときの感動とどこか共通している。
IAMの世界とも。
新しい感性をみつけられた喜びをお供に、旅に同行し続けたいと思いました。
連れていってくださいね! のど飴携行で参加したく

塩入さんのそれこそ多彩なアレンジ。時には大胆な独創性を与えたり、それほど個性的ではない作品も見事に生まれ変わらせることができていると聴いています。
今回はシンセの音色が多くあって夢幻の広がりに、次はどんな音色がくるのかとわくわくしました。
sayaさんの繊細で細やかな歌いくち、曲想や転調の変化にしなやかに表情をどんどん変えていく未知の表現性。民族的な素朴さと熱情を秘めつつ、音楽を純真な感性で伝えれる多様な個性をもった素材が豊富に含まれていて、塩入さんの多彩さを広げる手法をさらに大きくしているのだと感じました。

そういえば、これはRevueを書きつつ気付いたのですが。
ポルトガル、と申せばギターの音色が欠かせないのでは。
しっかし存在の無さを気付かせない塩入さんのアレンジはこの上なく斬新なスタイルであるのです。
ギターの音色を他の楽器に置き換えたり、でなく、単に譜面を興すのではなく、現代の音楽感性で構築し直す。どことなく今のその土地の異国情緒を想います。sayaさんが原語で表現する民族民謡の再現が乗り、現代と古代が対照しつつ融合する曲の流れには、どっぷり原曲に浸りきってしまう単なる時代懐古の野暮ったさ(笑)古臭さ。それを排し、でもイメージの軸は捉えていると。洗練されたアレンジへと装いを変えていかれることが、歌での民族の心情をより浮かび上がらせているのだと感じました。sayaさんの歌声も、異国民族民謡の伝統や素朴さ、伝えていく普遍の感情と、彼女の熱い想いを内面で熟成し、伸びやかで芳醇な歌声を私達に余すことなく届けてくださった。
唯一無二弦楽器の存在であった、岡沢さんのベース、楯さんの多種パーカッション&Voiceが生み出す音達、他ならないと確信したのでした。


…ということにも特記しておきます。

Nice Guys をいっぱい惹きつける魅力を大切になさってください

ありがとうございました。  
takako.