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9月26日sat.
松原健之コンサートツアー2015
会場:浅草公会堂
開演:17:00/終了:19:40 (休憩分)

松原健之(ヴォーカル) 
メンバー:塩入俊哉(pf,key)/齋藤 順(Wb,Eb) /楯 直己(perc,voice)/岩永知樹(vc)/濱田尚哉(dr
ゲスト奏者:小山 豊(津軽三味線)
シークレットゲスト:藤澤ノリマサ(pf,花束&ご祝儀

第一幕
北の冬薔薇/作詞:石原信一作曲:弦 哲也
雪/作詞:岡本おさみ 作曲:国安修次

遠くへ行きたい/作詞:永六輔 作曲:中村ハ大
いい日旅立ち/作詞作曲 谷村新司
歌の旅びと/作詞:五木寛之 作曲:松坂文宏

無法松の一生/作詩:吉野夫二郎 作曲:古賀政男
オーソレミオ/作詞: G.Capullo 作曲:E.di Capus

金沢望郷歌/作詞:五木寛之/作曲:弦 哲也
旅の終わりに

第二幕
津軽三味線の音色
望郷じょんがら/作詞:里村龍一 作曲:浜圭介
冬のひまわり/作詞:五木寛之/作曲:弦 哲也
マリモの湖/作詞:水木れいじ/作曲:五木ひろし

君のいた夏/作曲:塩入俊哉 

愛のうた作詞:五木寛之 作曲:池 高志

あなたに逢えて/作詞:小椋 佳 作曲:小椋 佳
金沢望郷歌/作詞:五木寛之 作曲:弦 哲也
三日月が綺麗だから作詞:つんく / 作曲:藤澤ノリマサ
雪明かりの駅:作詞:五木寛之 作曲:藤澤ノリマサ 

アンコール
津軽のふるさと/作詞作曲:米山正夫

サプライズゲスト 藤澤ノリマサ氏ご登場
ブルー・スカイ

あなたに花を

緞帳が降りて会場も明るくなり、あぁああ〜おしまい〜〜〜と思いきや
再び上がって
出演者全員カーテンコール

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9月30日追記しました(*^▽^*)ゞ
 

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ライトが落ちて真っ暗。し〜〜ん(この闇が堪らなくスリリング)
塩入さんの「ワ〜ン ツー」のカウントが聴こえ、 緞帳がスルスルすると上がる。
ブルーのライト、バックにはお月様かしらん(仲秋の名月)が下部の半分大きく映っています。
眩い松原さんが立たれています。(三階席ゆえに全体像のみ)
会場からたけしく〜〜んの歓声と拍手が起こる。
北の冬薔薇(ふゆそうび)
ワタクシ金沢と磐田の公演を鑑賞した年がございました。
磐田では同様にDVDの録画が入っており、その時は金沢の時より意気込みが強いと感じ、違うものなのねと思っていたのでした。しかし、今回はその気負いが感じられない(良い意味での)落ち着かれたクリスタルヴォイスが心も耳も洗われるようにすっと入ってきた。
マイナーでノスタルジックな曲想なのですが、自然の音や、鳥の囀る音色が同調しながら松原さんの声はスケールが広がり、空へ大きくはばたいてような自由な未来を感じさせ、これからのコンサートの展開へと期待が高まりました!
その後MCでお話なされたデヴュー当時。流れに心を委ね、感謝の気持ちからの純粋な歌声であったように今は思います。

ピアノが粉雪を舞い上げ、ライトがくるくる回って吹雪かも。寒々とした空気に松原さんの声は娘の声、ファルセットも春の暖かさがあって温かい人肌のよう。対して冬の厳しさと歌の世界の切なさはドラムがきっちり刻むリズムに透明な声はダイヤモンドダストのように冷たく綺麗に煌いている。
この対比の唄い分けが好き。雪が降る〜舞う〜の繰り返し、それぞれ表現が変化するのも上手い!とうなっちゃいます。
MC「歌で旅に出かけましょう〜」
遠くへ行きたい
チェリスト岩永さんが加わられてソロのイントロが郷愁と、時を遡る奥行の空間を創り、旅の思い出を捲ってくださいます。中間部でのソロも哀愁と優雅さが融合した音色が綺麗。齋藤さんもウッドベースです。歌声は旅先にそっと想いを馳せる一途な表現とも聴こえました。 
いい日旅立ち
曲のニュアンスはオリジナルと同じようでいても必ずどこかが違っている塩入さんのアレンジ。
イントロからチェロの音色を活かしたり、途中からは、節を強調し、つま弾きが弦楽四重奏的(ここはもっと長く聴きたかった・笑)エキゾチックな躍動にぞっくぞくしちゃいました。
音の起伏に乗っていくというか声の感情の高まりに音が添っていくのでしょう、心がじんじん熱くなっていきます。
歌の旅人びと
オリジナルに加えたチェロのイントロはバロック調。そこからお馴染みのイントロへ繋がるマジックにかかりながら歌へ。柔らかな旅情に包まれているイメージに居ました。
一番はピアノの細やかな音色が寄り添い、中間でチェロが唄う、二番からは色々な楽器が添っている。旅にでると一つ一つとお土産が増えていくような。松原さんの歌声には余裕を感じたのでした。
この三曲歌の旅〜柔らかでシンプルなアコースティックの音世界は松原さんの伸びやかなヴォーカルを彼方まで揺らし、伴奏がシンプルになるほど、その歌声はアコースティックのしっとりした音色の中に美しい影を落とすようで、その静謐さは絶品です。
チェロの岩永さんは一旦引かれました。
会場が明るくなり  無法松の一生
ステージを降りられ、会場を廻られながら歌います。 演歌の王道まっしぐら。弾力あって勇ましい演奏に、3階席でしたので冷静に観察(笑)歌声に気持ちは集中。歩きながらも握手攻めにも関わらず、こぶしは軽妙に回るし、乱れないし、リズムのノリもすごい〜〜〜っと感心しきり。
さらには会場を回りながらのもう一曲に驚き。カンツォーネです。しかもナポリ語で。
オーソレミオ
イエローのライトがギンギンギラギライタリアの太陽。ま、眩しすぎる松原さん(笑)
でも陽気で開放的な清涼な声が天上へと抜けていくようで気持ちいい〜〜〜
二番のアカペラで揺らすところの声では一緒にのけぞってしまいそう。
2曲男らしさとイケメン松原さんを聴かせてくださいました。 無法松は年代からお好きな方が多いでしょう、独特のリズムで拍手も心もぐいっと寄せて、2曲目は貴公子路線にて女性の心を掴みながら回るという、この構成もニクイです。
ここで袖へと引かれました。
プロジェクター映像が流れる貴重映像〜雷門の映像の前スクリーンが降り、映像が流れる。 スペシャル映像満載! ラストは雷門の映像の前でストップ
カラオケセットを引っ張られ、デヴュー当時のお支度にて再登場。
その当時のアレンジのままに金沢望郷歌
色々な音色が次々に絡んでいくこのアレンジver.好きかも。
歌詞を慈しまれて歌われる声に、合間に入る掛け声はデューしてから生まれた。
今のこの声援を皆さんが続けてこられたのも松原さんのご努力あってこそ。そんな感傷がじ〜〜んと沁みました。
旅の終わりに
歌手を目指す 流しの青年役で出演したとき歌われた曲。 松原さんはアコギの弾き語り。演歌色たっぷり。硬派な青年が低音を響かせ翳りを歌っている。 っと聴いていますれば 二番はスクリーンが上がり、居酒屋のセットが!松原青年と居酒屋のおっちゃん達(メンバー)勢揃い( ≧ ▽ ≦)
硬派の青年は、おっちゃんその1=楯さんの誘惑にも乗りませぬ(笑)
でもラスト、皆が肩を組まれ歌うところは芸術系の皆さんが松原さんを支える体育会系「チーム松原」の団結力を見ているよう。
演奏においても「松原くんがこうくるなら、僕らもこういくぜい〜」みたいな。主役と脇役とのスパークは、そこから弾き出されるライブでの音楽がアコースティックだったり、またよりダイナミックに変容していく魅力の源を思い、
楽しませていただきました。 昭和の時代、翳りのある曲想と情景は、ステージのセットが上手の斜めになっていて上からみますと舞台そのもの。お酒の匂いも漂う、ふと異国情緒のような雰囲気と、もちろん昭和生まれなのですが、なかなかこういうイメージって今見かけませんので。 時代の大きな変遷をも想うのでした。

第二幕
真っ赤っかのライト。に軽やかな津軽三味線のソロが鳴り響く。小山豊氏!
まずは音色とそのバチさばきに目が釘付けと相成りました。
生演奏は初めてではございませぬが、弦楽器の音色が大好きなワタクシは大喜び。
望郷じょんがら
歌になりますれば 笛の音と松原さんの民謡的な柔らかな歌いくち。そしてそして、おやっ塩入さんはシンセじゃん。ドラムも鳴るし、エレキベースも唸るし、バリバリのハードロックじゃん。これぞまさしく、ど演歌にロックを取り入れたプログレ演歌!松原さんの声もこちらが息継ぎを忘れるほど濃厚に畳み掛けてくる。
再び、お見事な津軽三味線のソロ。プログレの勢いをそのままにエッジ鋭く、鮮やかで見事な演奏。 そこへゆったりと入る松原さんの語り謡。プログレ調では力強く本能的にぐいぐい前進してゆく力強い声には、楽器隊もすべてが頭脳的というより体で感じるビート感に乗っていくところが現世代を感じさせ、ものすごく新鮮で魅惑的。圧倒的な説得力を持った白眉の曲でございました。
リズムのラストのジャジャジャン!三味線の音もきっちり聴かせていただき、小山さんはおしまいなのでした。

会場が真っ赤に燃えたところでオリジナル曲、2曲をと。
冬の歌詞に寒気で冷ます
冬のひまわり
シンプルですけど印象に残るタイトルと思います。日影の存在も示している。
イントロでのピアノの高い音とウッドベースの重低音の狭間にすっと入ってゆく松原さんの声が心地よい。冬にひまわりの花を引用する、女性の秘めたる熱情がラストの舞踊的なリズムに松原さんの声も弾かれ、自然に拍手も沸きました。
楯さんの宇宙との交信音?摩訶不思議なイントロから(北海道の湖ってどことなく神秘的ですよね)
マリモの湖
霧の摩周湖ではないのですが、白く煙る情景が浮かびます。高い音域での透明な湖を透かせ、深い声には底で息を潜めるマリモが浮かぶ。濃い緑色、色彩がありました。
袖へ引かれて。 バンドメンバーによる塩入さんのオリジナル曲
君のいた夏、はインストです。前曲の神秘な世界からトンネルを抜けて、Jazzyな趣。もうもう何回も聴いてきましたが、ピアノの軽快な弾きっぷり、ウッドベースのつま弾くソロは深くクリアな音に存在をたっぷり示し、楯さんのヴォイスも好き勝手に(スミマセン)伸び伸び響き渡りこだまするやまびこのよう。各楽器、毎回の即興的な音色が楽しい。二部の濃い世界にす〜〜っと斬新で清々しい空気を循環させてくれた曲でした。

さぁ 和装から御衣装チェンジなされ、バックはホテルのDinnerShowの雰囲気。
愛のうた
ピアノのイントロで周りから「あぁ〜いい〜」という声が上がりました。演歌というよりも、ポップスのラヴバラード系。さらさらさら〜〜っと美声の媚薬を甘い香りに載せて捲かれていくスィーティな曲に皆様とろ〜〜んとなさったのでは。ヴィヴラートの美しさは絶品で、どこへ向かっていくんでしょ。なんか、会場全体へ注がれる声の広がりが別物(笑)天衣無縫の声とも申し上げたい。
メンバー紹介から(DVDで観ましょう)「ダダダダっといきます」 映画「北のカナリアたち」公式応援ソング
あなたに逢えて
小椋佳さんの作品。フツーの情景が小椋さんの歌詞と曲でガラス細工のような繊細さと危うさが生まれていく。松原さんの柔らかな表現が「歌を忘れたか〜なりあ〜」の部分も、この作品そのものに語らせている感じを受ける。チェロの音の侘しさから仄かな暖かさの光が灯っていく、そんな流れが浮かびました。
金沢望郷歌
デビュー曲がココで来たか〜〜。原点の曲です!の声に手拍子と皆さんの笑顔が見えるような幸せな気が高まり、揃った「たけし〜」の合いの手の力強い声援に表れていました。(因に他の会場では塩入さんがシンセを弾かれたオケVer.と周りの方が教えてくださいました…ワタクシ、一生懸命メモっていましたので気付かれて。今日はオリジナルver.意味ありなのでしょう)
藤澤ノリマサさん作曲、つんくさん作詞の曲との曲説、ココロを込めてこれからも大切に歌っていきたいと、三日月が綺麗だから
一番はピアノのアルペジオが印象的に流れ&チェロと自然の音が心穏やかな夜に見上げる三日月を。三日月がせいいっぱいの優しさで闇に光を注いで行く、二番はオーケストレーションが広がりを見せて、未来へと繋がっていくのですね。
次の曲が最後です「え〜〜〜〜〜」(注・リクエストによりリピート有)ラジオ深夜便のうた。別れの歌ですが希望の曲、力強く歌いますと。
雪明かりの駅 演歌には&松原さんには之じゃない、雪の純白が似合います。白から色々な色に染まっていく。別れのくぎりが次へのステップの歩幅を大きくし、そんな強さを10周年記念コンサートのラストに。 「頼もしい〜〜」とニギリコブシを出したくなる熱い昂りを感じた曲でした。

アンコール
津軽の故郷
楯さんの笛の音が和の世界へと連れて。「りんご〜〜の♪」歌声に拍手が沸き上がります。が、どの歌詞もヴィヴラートも聴きのがしたくない、息を詰めて聴き入っている空気に気付きました。皆聞き惚れているってこういうシーンではないのでしょうか。シンプルな演奏も盛り上がりも、会場が静まり返って聴いている、すごい。
拍手が 終わるか終わらないうちに
「もしもしかめよ〜(フツーに)たけしちゃん〜(ちょっとタメ口)松原さ〜〜ん(テノールで)」お声は!藤澤ノリマサ氏ご登場。会場はどよめき、松原さんビックリ、ワタクシきゃぁあああ〜〜 な、なんと藤澤さんのピアノ伴奏でブルースカイを歌ってくださいました。
ブルースカイ
メロディアスなバラードです。藤澤さんのピアノも初耳、ソフトな響きの中にグリッサンドに力がこもって鮮やかな起伏を添えていました。もちろんリハなしですので、松原さんの必死そうでも音楽に対する真摯な眼差しと真っ直ぐさが作品を纏め上げる大らかな声の感性となって、心に気持ちよく伝わってきました。
あなたに花を
明るく弾ける声と手拍子満載。いつか大合唱の曲となりますように。
歌詞の季節に合わせた花のお色に伴って、ライトも変わっていました。

緞帳が降りておしまい〜〜〜と思いきや 再び上がって カーテン・コール

休養後の松原健之コンサートツアー2015最終日、一度舞台に立つや否や、その身のうちに聴衆を見事に惹きつけている強力な磁場を持つ奥行と、他にはないクリスタルな存在感ある歌唱で、カーテン・コールでは歓声とともに万雷の拍手を浴びられていました 

休養後という文字は私は最初から吹っ飛んでいました。 

ありがとうございました。

あっ
もう一つ書き留めておきたい
MCでの松原さんのお話。曲説や、またリクエストを募った際など、作曲者作詞者はもとより作品に関わられた方、背景などすらすらすら〜〜〜っと述べられる。感心しきり。
一曲一曲を大切に育まれ自分のものとしてきた10年の宝物。
そんなお気持ちを感じたのでした。

takako.
9.30追記