11月6日mon.at Jz Brat Tokyo
岡沢茂 1stアルバム『Tenderness』リリース記念ライブ

ライトがすっと落ち、ピアニスト塩入さん、ギタリスト渡辺さん Setting。
そして本日n主役である、ベーシスト岡沢茂氏登場。
手に持たれたのはフラットレスベース!弦が強く堂々と輝きを放っている。
奏でる音色は柔らかそして繊細な響き。tenderness= 繊細な優しさ。
(program,ほぼ日本語表記にしました…えへへ。自分用CDは素敵な英字表記)
1部
 リグレット
 流星ベース
 僕にできること
 Tenderness
 東京25時

2部

 水彩画のように
 面影
 ブルーエチュード
 楽園伝説
 紫の夜明け

Encore
 流星ベース
 Tenderness

岡沢氏をOS氏と書いて参りまする
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ベーシストOS氏、ギタリスト渡辺さん、そしてピアニスト塩入さん。
…Openingナンバーはリグレット Nice Guysは稲垣氏のConcertを彷彿させ、岡沢さんが1stアルバム(
246:3AM)へ参加なされていたのも(ライナーノーツより)シンクロニシティ。この必然を伴った偶然にどんな意味が込められていくのか
これからの展開がとても楽しみになる。
リグレット
早速フレットレスベースの演奏。
ベースでは高音域なのかしら、まずは静かにこのライブへの入り口を穿ち、そこから射し込む柔らかな光が、すっと主旋律では緩やかな炎となりゆらめく。生ギターの細やかなアルペジオとシンセが焚き火のように囲みつつ、丁寧に紡がれていく。後悔の意味のタイトルにメロディオンの音色は過去からの声なのかしらね。
マイナーな曲ながらベースの精確なコントロールでその可能性の広がりを端的に物語っていました。
靴までも(私は何故かとっても素敵に気になった靴・笑)素敵に決まった
OS氏のMC「真面目に〜〜って(笑)まさかこんな風にライブをするなんて(喜)自分のアルバムをつくることがこんなに大変なんだと。僕はひとつの事しかできなくて。新たなチャレンジです。
今日はアルバムの曲しかやりません(これもとっても良いと思います)」などなどのお話から
OS氏が呼び込みメンバーさんが次々にご登場。
ドラマーの濱田さん、パーカッションの中島さん、パーカッションのMac清水さん。
さあ曲に行こうとしましたら、ワタクシ席の背後から「オレは?オレは?」の声。
OS氏「あっそうだ!(忘れていた)出てこいや〜〜(笑)」
フルートの古村氏が加わりのっけからグルーヴ全開
 流星ベース
ライナーノーツには「…僕のベースが駆けつけるから」(ニクいね)を飛び超えて、OSグループ御一同様がスペースシャトルに乗って駆けつけてくれる。その上に凄腕ミュージシャンの各ソロが、再び胸中で反復できるような巧みなメロディリターンの仕掛けと、淋しさなんて吹っ飛びます。
会場から「素晴らしい〜〜!」との声が上がる。OS氏は「フルート古村氏、素晴らしい」と。
いえいえOS様の中間部での速弾きソロ、聴き逃しません。流星のごとくにお見事です。
MCのお喋りも盛り上がり楽しく会場がとっても和みます。
塩入さん、渡辺さん、中島さんが残られて
 僕にできること
曲紹介ですでに大テレなOS氏かわゆい)。かなり笑いを誘いつつも演奏に入れば一転。
フレットレスのメロディが。ハートのあっちこっちをくすぐるのよ、この甘くHOTなメロディ。更にOSさん、ハモっちゃうから
ギターの淀みのないアルペジオがほんっとに滑らかで軽やか、心地よさの極致。マラカスはこの心象風景に御祝いの拍手を送っているかのよう。
不器用な僕にできることを、今は喜びで伝えたい、そんな感謝の心をも聴く幸せになっちゃう曲です。
続くは
アルバムのタイトル曲。力強いベースではなく優しさを出したいと。
OS氏、センターに立つ大変さを語りつつ、ライナーノーツに寄せてくださった大御所の皆様のお話をなさいました。ほんと錚々たるアーティストの皆様、必読です!
Tenderness
塩入さんの生ピアノが来た〜〜〜。シンプルな和音の響き、その残響までもが効果音であるかのような余韻はベースの道を歩まれてきた年月を繋げ、一筋なフレットレスベースの穏やかな調べを次第に瞑想的な境地へと誘っている。でも夢ではなく現実の音色なのです。優しさのベースは心に届いていましたよ。と。

温か〜な余韻に浸っていたところへOS氏「パーカッション2人にドラムって珍しいよね。(はい)うるさくないよね(うるさくないです・笑)…スーツを初めて着たこと」笑いも起き、アルバム制作のお話をなされました。素敵なCDジャケット。いっぱいの方達の協力を得たアルバムですね。すご〜〜っい!
一部のラストは
東京25時
東京の深夜。色々いっぱいやってきて悶々とした時間を描いた曲と。
メンバーが揃いドラムのリズムに宇宙交信な無調の響き(もとい音程はありますが)。そして和の楽器、尺八(CDでは尺八を松居和さんが吹かれています(今宵は塩入さんがシンセで表現))の有機な息遣い。リズム隊の絶え間ない音色、Voiceが交錯するほどに立体化し、そこに立ち止まったベースは充実感と虚しさが同居中。無気質と有機。異質で意外なバランスはとても斬新で(トリッキーになっていないところもスゴイ)曲を奥へ奥へと深めている。善だけではなく負や暗部が渦巻く社会の混沌とした世相をも25時から引き出してしまう感覚を妄想しちゃいました。
洒落た世界に目からウロコ。
良いなぁ〜〜っと休憩タイム。

2部はしっとりと始まります。
 水彩画のように
塩入さんの生ピアノが二部の幕開けを告げる。
Perc中島さんがキラリ、キラリと糸を落とし、カンバスを張り詰めて音絵が流しこまれる。
淡くそこはかとないフレットレスベースの音色は重心をニュートラルにする浮遊感に漂い、”ぼよ〜〜んの優しい響きは声となっていました
繊細な優しさ、tenderness もう一人のOSさんがここに居ます。

塩入さんのご説明、茂さんはグルーヴベーシスト。油絵的なベースを対照的な水彩画のようにと。
OSさん「三月にフレットレスベースを買って、あぁダメだ〜〜」から 一日13時間練習なさったこと(高校生の頃もそうでしたとも)明るく振舞われていますが努力の賜物ですね、
フレンチぽく。OSさんが映画の主人公だったらの曲
 面影
思い浮かぶ女性はどなたでしょうか。などど考える間もなく、アコーディオンの刻む音が迫る。
胸の動悸。どっきどき。塩入さんは左手ピアノと右手シンセ、両手使いスタイル。びっくり。
表面は冷静を保っていても走馬灯のごとく蘇ってしまう記憶に、堂々としつつも心はうろたえているOSさんを想像しました。ラストの深い響きが影を落として。サスペンス映画の主題歌にもどうかしら。
OS氏「僕の中には絶対にない曲」と。(会場笑)
MCも饒舌さを増し、昨夜のライブサポートで稲垣氏がご出演。楽屋でアドバイスをいただいたこと。またお客様とも会話なされたり、気さくな雰囲気に親近感と一体感も生まれていました。
そして水琴窟の音??思わず渡辺さんを見ちゃいました。すみません。ずーっと前にERIさんが水琴窟の音色の事を。メールを一回だけやりとりしたことがあり、ふと思い出したのでした。
音色は心に刻まれます。
調べはPerc のヴォサノヴァな感じで
 Blue  Etude
ライナーノーツに書かれていますが、青い海、爽やかな風。でも弾くには超絶技巧。気持ちはブルー。
いろいろな楽器のの間を彷徨うがごとくに音が上下に飛んでいますし、特にソロでは細やかなパッセージがふんだんに織り込まれています。
難曲であることを気付かせない、爽やかに弾き切るカッコ良さですね。
その超絶練習曲から
稲垣さんのオリジナル曲、コンセプトライブでも演奏なされた
楽園伝説
MacさんのPer、コンガ?を叩く音がラテン〜。絶妙に入る低音ベースもうねる。え?主旋律もフレットレスベースが歌っている。二台が会話しているかのごとく。そこに次第に仲間が集まってくる。一緒にやろうよと手招く声、賑やかで明朗な音のおしゃべり。その輪がどんどん膨らんでいく。どうか世界一大きい輪になりますように。
ウクレレでは無いでしょうが、渡辺さんが奏でる小さいギターの音色の軽快さと明るさは隅々に降り注ぐ陽光のようでした。愉しい
古村さん自ずから「サックス入ります(笑)」
メンバーの皆様全員揃い、お礼を述べられて(なんかワタクシがじぃ〜〜んときちゃいました)クロージングナンバーは
Purple Dawn ライトもパープルに変化。
” 紫の夜明け” 夜明けを紫に表現する歌詞がいくつか思い浮かび、アーティストの方は紫のイメージがあるのですね。塗り替えられていく壮大な大地。
サックスのソロが輝かしい夜明けを。がっつり支えるベースが背中をぐいっと押す。エネルギーを秘めた曲にも思いました。
これからのご活躍を祈って。
大拍手に迎えられた
アンコールはそう、僕の流星Bassが駆けつける。
再び大盛り上がりのRyusei bassセッション絶好調。本編よりみなさん弾けている感じ。
自発性がそれぞれに誘発されて、このライブだけの空間が出来上がっていた楽しさを味わいました。
メンバー紹介もなされて

ラストは塩入さんとのDuo
Tenderness
ここから始まった。原点でもあり岡沢さんご自身を映す曲であると聞き入りました。
フレーズごとのぼよ〜〜んの余韻が艶っぽさを一段と増していったのでした。

MC
「塩入くんがいっぱい難しいの書いてくるんですよ。でもその練習が嬉しかった」
練習が嬉しい。キュンときて、感激しました。
"初心忘るべからず"古ぼけた言葉かもしれませんが、素直に思い出させてくれました。

「ここまでくるのは大変だったけれど嬉しい。人生初めてなので。お客さんにも来てもらって。
これからも頑張ります!」(ワタクシうるうるきました。えへへ)
私はライブでのOS氏は曲は厳格ですが、そう感じさせない背筋を伸ばされた余裕のある演奏スタイルが大らかでゆったりとまた切れ味よいリズムが心地よく聴いておりました。
ベースという、消えそうになってもなかなか消えない低音の生命力の粘り強さとリズムで支えてきたOS氏。高度なテクニックとフレットレスベースの可能性に期待も膨らみ、はぐれそうになる音色をさりげなくすくい上げ一つにまとめてきたのだと。そんな優しさをリアルに感じるライブでもありました。
マイナーな楽器が一曲一曲違う曲想で色彩が変わっていくアレンジは流石!一流のミュージシャンの阿吽の呼吸も聞こえてくるぞくぞく感。
大注目です。ぜひ、アルバムをお聴きになってください。

写真OK、SNSでいっぱい発信して欲しいとのお話からRevue書きたい!っと思いました
(ですのに写真はアップした一枚のみしか撮らず…汗)

ありがとうございました(^ー^* )
2017.11.9.takako