7月30日tue.
レジェクラツアー2019「愛しき共犯者たちへ」 レジェンド・オブ・クラシックス
Member:藤澤ノリマサ/塩入俊哉/古川展生
会場:ビルボードライブ大阪/大阪市北区梅田2丁目2番22号 ハービスPLAZA ENT B2
1st:開場 17:30 開演 18:30 /2nd:開場 20:30 開演 21 :30

プログラム
1st Show:「Red Night」と題し、人と人の織りなす世界をテーマにパフォーマンス
1.愛のモンタージュ/藤澤ノリマサ ベートーベン月光ソナタ
2.Close to me/ブラームス交響曲第3番、ポコ・アレグレット
3.Un Giorno Per Noi〜ロミオ&ジュリエット/C.プロコフィエフ イタリア語ver.
4.Music of the night/オペラ座の怪人より 

5.荒城の月/滝廉太郎 arr.塩入俊哉 古川(チェロ)ソロ
6.リベルタンゴ/A.ピアソラ 古川&塩入 
7.永遠の人/藤澤ノリマサ 藤澤&塩入

8.You raise me up/R.ラヴランド
9.Avanti-La vita e bella-/藤澤ノリマサ
10.愛の賛歌/M.モノー

Encore
希望の歌〜交響曲第九番〜/ベートーベン

2nd Show「White Night」と題し、祈り、希望等、普遍的な心の根底にあるものをテーマにしたステージ
1.ニューシネマパラダイス 愛のテーマ/E.モリコーネ
2.Ave Maria 特集
 グノー&シューベルト(古川ソロ)&A.ピアソラ(Tanti anni prima)

3.約束/塩入俊哉 古川&塩入
4.水のない河/塩入俊哉 古川&塩入
5.永遠の人/藤澤ノリマサ 藤澤&塩入

6.伝えなくちゃ/藤澤ノリマサ
7.地図のない道〜カッチーニのアヴェマリア〜/藤澤ノリマサ
8.追憶のオペラ/塩入俊哉

Encore
VINCERO-ビンチェロ-Nessun dorma/G.Puccini
Period./藤澤ノリマサ
(敬称略)
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フルーティーな赤ワイン、美味しかったです。
memo01

Revueはいつも細かに書いています。
書くためにメモをせっせととっています↑は一部。
1stは黒、2ndは青ペン。A6サイズメモ帳に20ページくらい。
このサイズが一番書き留めやすいです。
んがっ
チェロの音のイントロは〜、ピアノは〜自分にしか読めませんぼかしてもありますが(笑)
二部のEncore二曲目、曲名が瞬間判らず、そういう時は歌詞を書きます。
藤澤さんの声は歌詞も明瞭に届きますゆえ。

SNSへ載せることはよろしくないのかしら、とか色々
考えましたが、プログラムだけではやはり淋しい〜〜
聴いてきた自分の足跡をここのみに書きたいです(*^^*)

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

BillboardLive OSAKA も初めて伺いました。
外の蒸し暑さを静めるステージのブルーライト。
しかーし大きな拍手に迎えられ、黒のご衣装にキラキラを光らせたジャケットをお召しのメンバーがご登場に再び体温&心拍数急上昇。
1st Showは「Red Night」と題し、人と人の織りなす世界をテーマにパフォーマンス
オープニングは愛のモンタージュ
原曲はベートーベン月光ソナタ。
チェロの低音の滑らかなソロは闇というより仄暗い翳りを帯びた月夜。照らし出される藤澤さん。
慎ましく穏やかなピアノの調べと重厚な情感は一足早く秋の装いを運んでくるかのよう、歌声がベルカントでなく敢えて抑え気味に切々と歌う部分が多く、内側からの炙り出しに月の光の秘めたる大きなエネルギーが迫り心拍数は上昇したまま。

MC藤澤さん「レジェクラ6周年!」古川さん「全ては藤澤さんのおかげ。僕と塩入さんは眼中にない(笑)これから徐々に広がっていくことを…」
メンバー紹介や松原健之さんへと最初からあちらこちらへ脱線するMC。
舌好調なお二人に会場大いに和みました。
Close to me ブラームス交響曲第3番、ポコ・アレグレット。
パッションというアルバムに入っているVer.。 出だし、同時にチェロとピアノが弾き始めるから、当たり前なのでしょうが…その阿吽の呼吸に毎回びっくりしつつ、チェロの哀愁の副旋律に乗る声が伸びやか。そしてベルカントながらも雄々しさを抑え、落ち着いた歌声とのユニゾンは二つの声そのもの。
その音模様をピアノが8分の3拍子を崩さずに一枚のタペストリーを淑やかに織り上げていく。
チェロの哀愁のメロディがとても幸せそうな音色とも聴こえました。

MC藤澤さんはここでお初(私は)のお客さま参加型歌い方講座開催。びっくりしました。
クラシックは卵をいれた感じ?っと参考までに書き残したく。私なんぞはいえいえ恥ずかしくて声なんぞだせませんが、興味深かったです。
ミュージカルナンバーを二曲。
ミュージカルは華やかなステージを想像します。 ワタクシより前置。何気なく聴いていますが、
3つの音のみでゴージャスでリアルな音世界が描き出されること自体、とても高度な音楽と思います。
Un Giorno Per Noi〜ロミオ&ジュリエット イタリア語ver.
初めから優しい声と伸びやかなベルカントが交互に歌われ、演奏のみですと同じフレーズの繰り返しに聴こえてしまいがちな曲想を起伏に富んだ展開にしているところに惹かれます。
そこへ間奏でのチェロとピアノがシーンの明暗の展開を知らせ、濃密な絡みに、さらに響かせる歌声のラストへの導入ともなり、物語そのものドラマティックな印象をまるごと鮮やかに残しました。
Music of the night/オペラ座の怪人より
スパッと始まるチェロとピアノの鮮やかなイントロ。やがて穏やかな時間の幕開け。
NjghtがKnightへ。私には三名のナイトです。このナンバーは一般的にも知られていて、ある意味通俗的になりがちですが、懐の深い演奏と声に、自然と温かな気に包まれて、心の底まで響く音楽の極上のおもてなしに感謝しなければという気持ちが湧いてきます。三人のKnightがそれぞれ主役であるこのステージが嬉しい。

MCレジェクラのアルバム先行発売です!ぜひ!藤澤さんは喉のお休みタイム
古川さんソロによる
荒城の月/滝廉太郎
塩入さんarrは、細やかなパッセージと重音?和音、が練りこまれていて、自然に溶け込むからとても彫りの深い作品になっていると思います。シンプルで無骨さを聴くメロディに鋭く切り込む音は、武士ならば「やられた!」でしょう。さらに落差のある高速パッセージに気絶し、爪弾きで目を覚まされて。はて。今のは亡霊かしらんと大阪城を見て思う自分が居たのかも。
大人な男性が鮮やかにカッコよく奏でるチェロが素敵でした。
っと余韻を楽しむ間もなく、体感速度は海沿いのカーブ♪ではなく、疾走するオープンカー(乗ったことはないけれど(*^▽^*)ゞ)
リベルタンゴ
イントロでお客さまが頷く。リズムで体が動いている。浸透してきたわぁと嬉しくもなった曲。
二人の水を得た魚のように、自由闊達に泳ぎまくる演奏は爽快。
テンポは早くも細やかなダイナミズムをところどころに効かせて刺激的。間奏から一気にクラッシュしちゃうんじゃないかしらなんてどこ吹く風できっちり決めるラストにブラボーでした。

MC「やっと二人になれました」コーナー
藤澤さんと塩入さんによる
永遠の人
古川さんのfavorite musicでもあります。 藤澤さんのオリジナルポップス作品。
ラヴバラードの極み作品。一つ一つの歌詞を大切に歌われる表情の美しさに、声のレンジ、振り幅を最大限に生かし、生かすことができる歌手であるという魅力。その歌う声に、その肩にそっと手を添えるような優しく流麗な調べと、何気ない小さなフレーズにも細やかな陰影を施すアレンジは最高のDuoでもあったと聴き惚れました。
みなさん、時が止まったかのような微動だにせず聞き入っておりました。

MC藤澤さん「(古川さん)どこいっちゃったんでしょうね」
古川さん再登場なされて「もうこのくだり止めようよ」(笑)いえいえ、このやりとりは楽しいから、定番にしていただきたい。
You raise me up
藤澤さんの曲説「支えがあれば自分以上の自分になれる…」沁みました。
一人では生きていかれません。チェロのイントロが天に伝える荘厳の調べ。ピアノのメロデイが優しくて不意にこみ上げるものがありました。
藤澤さんの歌声も多くの人々に届くように、美しさと伸びやかなロマン性が一層光輝いていくようであり、人と人が織り上げていく音楽がここにあるとしみじみ味わいました。
Avanti-La vita e bella-
「前へ。という意味。それぞれの人生観がひとつになったような気がして…」藤澤さんはオリジナルですが歌いたいと。 嬉しいです。
最初「前」という攻めの文字に溌剌とした曲想を想像しましたがまったく逆。 若さとはまた違った前進を。今までの音楽経験に裏打ちされた確かな歩みが曲の奥行きにあって、至った足跡も描かれていると聴きました。 前へ進み続けることはいばらの道と思います。越えてゆく力を、生き生きとしたエネルギーを充しながら確実に開かれていく夜明けを見ていました。これからの歩みに期待も膨らみます。

MCレジェクラ初の東京ホール公演決定しました!メンバーの予定などのご案内から、
あっという間に一部のラストはレジェクラで初めて演奏した曲
愛の賛歌
お馴染み、シャンソンですね。大らかに響き渡るチェロとピアノに甘く語りかける歌声は、もう藤澤さんしか目に入らない(すみません)
やっぱり歌詞のちからは大きい(ということに)藤澤さんはお客様に手を振る余裕もあって、目が離せない。
それでも訥々と語る歌い口にチョッカイを出す(良い意味でね)二つの音との会話、二番では典雅な響きで華やかなシーンを演出する展開に高揚最大値。伸びやかなヴォヴラート(お口は卵が入る)に拍手喝采でした。

アンコールはチェロもピアノも前面対決(笑) 
希望の歌〜交響曲第九番〜/ベートーベン
お客様もスタンドアップ!一緒に歌ったり、会場は正に一つとなって盛り上がりました。 この時見える、メンバーの皆様の笑みがとっても嬉しいわたくしです。
精一杯歌い上げる藤澤さんを見ていて、体がまるごと楽器な方とも思いました。喉以外の部分からも声が出ているのではないかしら。心でしょうね。
嬉しさと感動いっぱい持って一部終了。

熱い感動を冷ますにも会場外は暑すぎて、へばったところで開場。 ほっと休憩。
2ndステージもお席が変わればまた新たなステージが始まる予感にニンマリ。
2nd Show「White Night」と題し、祈り、希望等、普遍的な心の根底にあるものをテーマにしたステージ
オープニングはニューシネマパラダイス 愛のテーマ/E.モリコーネ
これでもかっって言うくらい名曲のオンパレード。3つの音のみでの世界での名曲の扉が開きます。
前半にも書きましたが、名曲を名曲だと感動させるのはやはり備わった表現力やプラスの魅力がないと通俗的になります。
ポップとオペラを細やかに練りこんだ音域広い歌に伸びやかなチェロ、ほんのり繊細な味と細やかな調べで支えるピアノにググッと自然に惹き込まれてゆく。調和に彩が見えてくるような、不思議な説得力も大いにありまする。

MCメンバー紹介です。古川さん「全員が藤澤さん見てました(笑)」
5年ほど前下関で出逢ったレジェクラです。レジェクラのアルバム本日先行発売!のPRもあって、 
本題へ
Ave Maria 特集
まずはグノー ピアノのイントロで幕開け。ほんっとほんっっとに綺麗なアルペジオ。藤澤さんの正統派テノールが歌われると、フレーズのお尻に微妙なルバートがかかる。行間にふっと間が置かれる。その柔軟な揺らぎがとても魅力的。
シューベルトのアヴェマリアはチェロとのDuo。チェロのそのままの歌い口が優雅。ちょこっと入る装飾音符が子供の笑声とも。やはり合わせる間の揺らぎがとっても慎ましやか、薫り立つような 瞬間を感じたマジックが施されていました。
A.ピアソラ(Tanti anni prima)
チェロとピアノのDuoで何度も聞いた曲。歌になりますと荘厳な世界観が高まりました。
流れていくチェロとピアノに、声の音がしんしんと降り積もっていくような空間。穏やかな曲ながら、積もった陰影と苦渋の表情が溶けて姿を見せても美しいクライマックスは感動モン。

MC レジェクラのメンバーの会話、まるでお食事しながら真面目に会話している感じ(笑)
お二人だけの音楽をどうぞ。ということで
約束/塩入俊哉
絶妙の出だしは、毎回変わらず。こうなると合わない瞬間を聞いてみたいあまのじゃく(笑) いえいえバチが当たりますね。
この曲ではチェロのゆったりとした艶やかな音色が染み入りました。ピアノの変わらない安定した調べ、中間部からの穏やかでもどこか憂いを含んだ展開や、あっさりと品のある演奏にはもう優しさという言葉以外なんにも思い浮かばない深い思いがあるのとも。
水のない河/塩入俊哉
何かの拍子に、忘れていたはずの想いが湧きあがる感情。と古川さん曲説がありました。
風通しいの良い音楽から一気に心がかき乱される曲へ。でもチェロも落ち着いているし、塩入さんじゃなきゃ弾けないと思われる激流を弾きこなす調べも完璧、上手すぎてクールな印象(笑)が先行。
余裕が出てきたのかしらん。私に。生意気な感想です(*^-^)ゞいずれにしましてもテクニック満載のドラマティックな曲です。

MC藤澤さん再登場。そして古川さん退出。
永遠の人/藤澤ノリマサ オリジナル
イントロが1stとは違っていたかもですが、前半へ書きました。この曲のみ二回、他は1部2部違います。

MC「塩入さん楽しいですね」に、ちょっと待ったの古川さん(このやりとり好き)再登場。
三人で新曲を作りたいね〜!わぁいと喜ぶワタクシ。
さてユニットで再開。
伝えなくちゃ/藤澤ノリマサ
感謝の気持ちをこめて作った藤澤さんのオリジナル。 まっすぐなチェロの一音が新鮮でフルートかと思ったイントロから、軽快なステップも踏みたい曲。 この輪郭はっきりなリズムもチャーミングで今までなかったのと、伝えなくちゃの歌詞も相まってとってもフレンドリーな気が流れる。言葉で伝える大切さを噛み締めながら動作もと、手拍子もおこり、とっても温かな時間が流れました。原曲はフォーレの曲ですが、アレンジを聞いていると即興のノリも聴いてみたいなと思いました。

MCは予定にないMC三名が音楽家になった原点…皆ご両親の影響大
地図のない道〜カッチーニのアヴェマリア〜/藤澤ノリマサ
プロローグの中にも収録。しっとりと語りかける歌い口から、ベルカントへの展開。
エネルギーを湛えながら悠然と包みこむ大きさ。じっくり聴くほどに音のひとつひとつに意味がありその重みと表現があるのだと3つの音に共通する懐の深さを聴きました。足の裏からじわ〜っと熱くなっていく感動。この音楽家達の今までの円熟味が舌触りで伝わる音楽の奥行きと、えも言われぬスケール感を醸し出していると思います。
二部のラストはアルバムの一曲目。
追憶のオペラ/イタリア語ver.
曲名だけでため息(良い意味)が溢れている。
回顧が始まる歌を含めた序奏から、人生の歯車が狂い出した中間部は険しい道のりをゆく軋む音が切ない。頂点で築かれる全演奏の咆哮と終結での秀逸の弱音の声はもう精神の浄化作用。
感動をもたらすのは、ドラマティックな曲想にもありますが、やはり曲の美しさだと私は思っています。三つの楽器の優れたテクニックが一つに溶け合った名演であるから。 感動の波が寄せてくる気が
半端ではないのです。迫真の演奏に魂が震えました。

EncoreはVINCERO-ビンチェロ-Nessun dorma/G.Puccini
テノールの極み曲。スタンディングに手拍子〜〜!徐々に上りつめていくのが予想できるから、日は昇る〜〜〜♪の声に、目の前が眩しくて眩しくて。そう昇ってくる太陽を拝んでいるみたいに。
ラストは圧倒的な声量に感無量。手拍子を忘れて、手を合わせてる??(笑) とにもかくにも最高潮!笑顔いっぱいでした!
さらにもう一曲。
Period./藤澤ノリマサ ここで来たかぁ〜〜。
お宝曲。ファンのみなさん人気曲ですよね。
向こうの景色が想像できそうなピュアな透明感を聴くピアノ。これが想いをくすぐるんだよね。
ピンと少し張り詰めたような緊張が心地よいチェロの流れに、ガラス細工を扱うようにセンチティブに言葉を歌う藤澤さん、3つの声が最初から最後まで見事に溶け合った最終楽章でした。

レジェクラ初のアルバムが8月10日リリース!
7月30日、大阪でゲットした私。帯に書かれている、
「ヴォーカル、チェロ、ピアノそれぞれ3つの声が有機的に絡み合う…」
古川さんがお話なされた「3つの声になって3つの楽器となってみなさんにお届けできるユニットでありたい」
レジェクラの世界を聴き続けてきて、 基本的にはメンバーお一人お一人が主役での技量を持っている。それがユニットでは相手役の持ち味を引き出すことに長けているメンバーだからこその世界ではないかと。
そして個々の力量が誰かと共有することでさらに可能性が膨らんでいくことを知っているメンバーだから可能なユニットと思う。
さらに音楽相手を思い遣る心が自然に音楽性に活かされているのとも思うのでした。

ありがとうございました。 takako.8.12.