Mr.松原健之 15th Anniversary コンサートツアー2019
9月21日sat.浅草公会堂で開催されました公演を聴いて参りました。
来週29日、菊川市での公演を含めてあと2公演、一か月空きましたので
再燃した“たけしくん熱”を記録したいと思います。

チケットを取ったのは確か9月に入ってからでしたので、
もう二階席後方しか無く、それでも残っていてよかったぁと安堵。
お席に座ってみれば、見易いホール。
少し前に座っていた遥かに(すみません)年上と思われるオジサマが、ipad をすらすらと使いこなされている姿に驚きつつ
さあ。開演です。

「松原健之コンサートツアー2019」
9月21日土曜日 浅草公会堂
出演:松原健之(vo)/川上大輔(サポーターズゲスト)
Band members:塩入俊哉(pf)/齋藤順(bass)/萱谷亮一(perc)/松本尚子(vo)


調子にノって、ネタバレバレです。スミマセン(x_x) ☆\( ̄ ̄*)バシッ
曲名&プログラムは他のブログを参考に(丸写しとも言う)いたしました。Wスミマセン
読んでいただければ嬉しいです。

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オープニングは何の曲かしら? と想像していましたら、
大きなスクリーンにお綺麗な講談師神田京子さん(すみません、自己紹介で知りました('◇')ゞ)が映し出され、
ババンと叩く快活な音とともに歯切れよいおしゃべりでのご案内(休憩無しなど)を聞き、
続くオープニング曲のコール、解り易いです。
イントロとともに”たけしくんコール”が上がる。
最北シネマ
北海道から始まる〜〜!同時に最新のシングル曲!などど色々な感情が一気に押し寄せつつも
なんのなんの。遥か向こう(二階席後方ですから)に凛々しく立たれた袴姿にワタクシはもう、釘付け
最北の地での儚い恋物語を描くこの曲は、中音から滑りだす声が、柔らかに、時には武骨な色合いを織り交ぜてドラマ性を描きながらも落ち着いた風合いとなって松原さんの堂々たる風格と歌唱の重みを示していました。
演奏の和声のような広がりに凛とした響きの生声に胸が熱くなっていました。わぁお素敵!
花咲線 いま君に会いたい
最果ての地、の曲が続きます。普段演歌はあまり聴かないワタクシですが、松原さんは別物。
歌詞の世界を伝えつつ重すぎないから。時折低音からぐぐっと湧きあがる歌い口にはゾクッときます。
ちゃんとツボは押さえれてしまっている。ちょっと悔しい

イントロでバイオリンが奏でるソロ旋律に、お気に入りの曲(^^♪。最北のイメージが続きます。
松原さんが物語を語るような歌い口と女性言葉であるのがとっても身近な存在にさせる。
人気曲であるのもこの語り歌にあるような(後述します)。
寒空から舞い降りる雪をバイオリンがさらりと入れて。
しかし絡みつくくどい(良い意味でね)弦楽器特有の音色は松原さんの声の優しい女性像に、歌詞にある激しい感情を絡めているかのようでした。

ここで講談師の神田さん再登場(スクリーン上です)。
貴重!講談師による「松原健之物語パート1」
は、会場でご覧になってください(お楽しみ&時折笑い声が混じる)

お召替えなさって主役、ご登場
内灘愁歌
淑やかに慎ましく流れていく声が、会場の隅々をひたひたと埋め尽くしていき、
やがて大海へと進みゆく壮大な流れが、松原さんの中音域の艶やかな声の伸びとエネルギッシュさががとってもかっこよく、演奏は凝っていながらも堂々とした歌いっぷりに、曲全体が贅肉を落したすっきりした曲の像を立体的に造っていました。
愛は不死鳥
演歌色濃いイントロ。任侠映画の主題歌にいかがでしょう。
コブシがさらりときれいに回るところと、きりっと高音を煌めかせて、愛は〜ふしちょぉ〜〜と、熱唱の繰り返しは曲の世界へ吸引力抜群。
熱情が自然にググっと引き込まれていく。
間奏でも湧き上がる拍手が鮮やかな表現の見所を讃えて居りました。
この二曲やオープニングの曲などで、ワタクシは今まで、松原さんの高音域の美声に蕩け続けていましたが、中音域の表情が豊かで艶のある声に大きく耳を奪われていたのです。
なんか耳に残る、男性の色気 ヤバいです(笑)
っとひとり心かき乱されても、
MC自己紹介と久々たっぷり聞く松原さんの滑らかで楽しいMCは、やっぱりたけしくんと呼びたくなるシンパシーを覚え、密かに(笑)にやける怪しいワタクシ。うふふっ

さくら花
軽めの曲をと、イメージ一転。会場の手拍子(演歌系は表打ちです(^^♪)も軽やかに。
間奏でのヴァイオリンソロは華やかさ(男ばかりの中、正に紅一点は美しい)を増して、音楽療法ももちろんですが、ポップな調べは美容サロンでもいかがでしょうか。
アンチエイジング効果アップと思われます。
そして。舞台は本州を飛び越え、沖縄へ。
ウタキの丘で
わぁい!!今回のベストアルバムに収録された売野さん&塩入さんの作品!
スクリーンには沖縄の風景や万座毛が映し出され、以前旅行した際に見た御嶽(ウタキ)、ビオスの丘での森林を思い出しました。
曲の背景は戦争。重いテーマですが、松原さんが歌う表現にはは、悲願を訴える冷酷な過去からの直声と、優しさで包むように語りかける温かな今の声が共存していること。からの説得力と
彼方の時空から現代に繋ぐ言い伝えや、その悲哀に手を差し伸べようとする心模様、人々が繋いできたかけがえのなさが、しみじみと伝わり感じさせてくれる熱唱でした。これぞ魂。
記憶への重心をニュートラルに戻すファンタジックな演奏にも底辺をブンブン響かせるベース、リズムをきっちり刻むPercのソリッドな音色は忘れてはならない過去の傷跡をのこしていきました。
しみじみ浸っていましたら、
スクリーンに徳光アナウンサーが映る
お祝いのメッセージをご披露。ズームイン! な、なつかしや

松原さんご登場、ステージに川上大輔さんをお迎えし(サポーターズゲスト)愉快なトークタイム。
お二人でのやりとりを聞いていますと、松原さんの声は会話も聞き取り易いわぁと気付いたのです(将来補聴器は要らないかも(笑)) そしてデュエットです。
愛の歌
川上さんの歌声はお初。演奏は塩入さんのピアノと松本さんのヴァイオリンのみ。
滑らかなヴァイオリンのソロにそっと触れていく歌声は優しいホスト系、いえいえ、和(なごみ)系。
ピアノがさらり&颯爽と流れ、お二人の和声で牧歌的な柔らかさと透明な美しさに充たされますが、
松原さんの声の爽やかさが濃いロマンではなく、心地よい香りを乗せて去っていっちゃうから、
想いはやっぱり片思いに終わります。 

川上さんは退出なされ、 塩入さん&松本さんの演奏による
冬のひまわり
女性言葉の曲。ふと女性の声にきこえちゃったりしてハッとなる。
声帯がが温まってきたというのかしらん、生意気ですが。
シンプルな編成だからこそ伝わったのかしら、穏やかな昂揚から、生き生きと弾む声に暖色がひまわりに色付いていくよう。演歌色から、ポップな色も似合いそう。 間奏での松本さんのパッセージが滑らかで鮮やか。

イントロではわからず、松原さんのヴィヴラートで目覚めた
G線上のアリア〜愛の旅路〜
ワタクシ初めて聴かせていただき、もう大感激大コーフン。
旋律がシンプルなだけにとっても難しいのではないかしらん。ヴィヴラートがのびやかで音量のある方でないと無理っぽい。松原さんのコクのある息の長い旋律線、音符ひとつひとつを置くように歌う声を聴いていますと、もちろんバッハのどクラシックですが、
真っ直ぐで外見は淡々とも聞こえるフレーズの根幹にはゆかしき日本の和心的な侘び寂びの美意識が融合しているような、体に入ってくる和の美、もっと聴きたいとの欲に駆られました。
ただでさえ遠い二階席後方からの眺めに、たけしくんがぼわっと涙で見えなくなりました。

リクエスト発表コーナー
どどんと正面のスクリーンに映しだされ、まずは第10位〜6位まで。
そして5位からはじゃーん付きで。
さて、こほん。ひとつ要望ですが、アンケートを取ればもしかしたら上位の曲はリクエストに応えてくださるのではと期待してしまいます。
ダブってもよいので、即興でも一番だけでも歌ってほしいと願います。
東京会場での第一位は金沢望郷歌でした。
本編へ戻ります。

星の旅人
原曲はギターの音色が流れますが、松原Bandはダークな闇をすっと品のある声にマッチしたロマンティックな星世界へと連れていってくれる。
松原さん一旦退出
Vn松本さんのアルバムに収録された
ラヴェンダーの咲く庭で ワタクシ、大大っ好きな曲!生演奏に思わず身を乗り出しちゃいました(はい。二階席後方より(笑))
しかも隠し味にセンチメンタルなスパイスを振り入れたベースとPercも加わったスペシャル編成。
瞑想的な気のような響きの中に穏やかに時間が過ぎていく幸せの余韻を味わっておりました。
っと、
一気に目が覚めた!再登場、松原さんのご衣裳!!!!は、金キラ金金金
会場ざわざわ
ときめきはバラード
眩しくて眩しくて(二階席後方でも)曲の前半は心ここにあらず。
綺麗なヴィブラートとさらりと回るコブシで耳が覚めました。
しかーし、曲の余韻は既に飛んでしまっていました。

色々な拍手が混じってMC。
ときめきならぬどよめきは中々収まりませんが、松原さんのおしゃべりで客席との距離がより近くなった雰囲気。これもファンサービス。
ぼくの大切な大切なミュージシャンを紹介します! メンバー紹介、
松原さんは公演中、二回はお名前を申されます。”大切”という気持ちの表れ。
以前、天〇よ○〇さんのコンサートを見たことがあるのですが、主役とバンドメンバーとの距離を客席からでも感じ取れました。
松原さんの、すべての方への感謝を必ず述べていらっしゃいます。
感謝の気持ち、温かなお人柄を毎回想います 

後半戦へ突入。オリジナル曲満載!
マリモの湖
そういえば北海道の曲が多いですね。北の地方は寒暖差も大きく厳しい自然に囲まれているからその落差と人間の感情の落差が同調するのでしょうか。
演歌になりますと、声のスケールの豊かさと音域の落差の歌い分けが曲を深く表現していると感じ入ります。コンサートでは、原曲より、ポップな味わいな演奏も聴かれて私は嬉しいです。
北の冬薔薇
冬の薔薇。ピアノのアルペジオは雪混じりの風(肌に痛いよね)。
情景が浮かぶ演奏に、艶やかな声がドラマティックな世界を陰影に富み一味引き締まった声の表情が切ない。オケとも聴く重厚な演奏に鋭く切り込む声のエッジも端正な表情を崩さない、厳しさが伝わってきます。
雪明りの駅
すっと柔らかな声での歌い出しに、一体次はどのような流れに行くのかと心がワクワクしちゃいます。
ほんとは哀しい別れの場面。悲しみを内に秘めて、前へ進ませる背中を押しだす優しさを前面に思うのは松原さんの声のマジックでもあると思うのはワタクシだけでしょうか??
遠野ものがたり
松原さんの曲紹介「岩手県遠野を舞台にした…」拍手が起こる。人気曲。
デビュー曲の候補ともなった曲であるとのお話もありました。
演歌そのものの歌詞が直球で届いてくる声の迫力と、過去を予測する俯瞰的な声の対比が時の流れを彷彿させる。
松原さんが歌う女性言葉の曲、冬のひまわり、雪、やこの曲など、歌詞を、歌と語りの中間位置での声表現は、話す歌(朗曲って勝手につけた(笑))。彼だけに気付いた唱法(勝手にね)です。
そこに声の柔らか魅力も加味されてかなり官能的。
ここが女性には、心の襞を熱く刺激すると思うのです。
これってとっても大きな大きな魅力と思いました。
ステキ  

アンコール
金沢望郷歌
一階客席の後方から(金キラ金金金のご衣装は健在)握手攻めの中を歌いながら周ります。
ライト効果もあり、輝きに思わず手を合わせたくなる(拝む)お姿で再登場。
柔らかくてあたっかい手じゃなくて声に会場は笑顔が満開。
幸せのオーラに包まれました。
いつもの合いの手コール「たけしぃ!」をいつか存分に言ってみたいので、この曲はステージでも歌って欲しいです

MC 会場との絶妙の受け答えに和みつつ、
歌の旅びと
ヴァイオリンのソロとキラキラの音色がラストナンバーへの道しるべ。
ドラマティックな前奏は松原さんの声色をぐっと引き締める。
前曲はとても柔らかな謡い口なのが、この曲では(も、ですが)声の表情の変化が激しい。
五木寛之さんの詞の世界は奥深く熱い。
その世界を七変化に呼応する松原さんのこえいろの豊かさに改めて感じ入った曲でした。
「…た〜ぁ〜〜い」(判るひとには判る)のフレーズがちょっと艶かしくて、その呼吸にあわせれば一瞬酸欠状態になりそうなほど心はコーフン。

一言で申すなら(延々書いてきましたが…)
Mr.松原健之熱、再燃


お客様はご年配の方が多い。どの方々も幸せな表情で聞き入っておられる。
14年歌い続けてこられた松原さんの歌、声、曲。ストレートに、美声は幸せな気持ちを運ぶ。
そして曲に描かれている人間模様、情景が浮かぶとともに、曲は自分とはかけ離れた人生であっても、今まで歩んできた道が幸せであった、個々の大きさはちがっても実りが得られたと幸せをかみしめることができるんじゃないかしら。
美声がもたらしてくれる人生肯定論を味わっているのです。 

また(笑)を誘うMCや凝ったご衣裳などの小道具、骨みたいな大道具。
楽天的に見えちゃいますが(失礼を)二階後方は少し空席がある、そこに拘るところなど、次に向って進んでいくという決意や強い信念を奥底に感じさせる姿勢、
それは声の奥に聴いた。 何より曲想での、いえフレーズ毎に声の表情の違いを、
私は確実に感じ取ることができました。
歌詞ひとつひとつに宿っていく松原さんだけの声の味、一筋に進まれた歌の道だから。それが人生をあゆまれてきた喜怒哀楽の心に添い、生きている実感に変えて喜びへ繋げているんだと。
その発見は自分自身の喜びでもあり再燃のカギとなりました。
また出かけまする〜〜〜楽しみ!
ありがとうございました。

takako.10.22.