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カテゴリ: a poetical musique

満月が反対側の山脈を照らす今宵
山々は偽りの白夜を過ごす
山肌の雪の白さが青白い空気に凍り付く

もう忘れてしまって 忘れてしまった振りをしていても
やっぱり、過去の儚い夢を引きずっている 
愚かな像なのよと
今宵だけ幻のように見える山の影絵が教える

不意に流れ落ちる温かな涙は時という薬が
泣いてもいいよと処方してくれたのね
我執と判るからなお涙が溢れてとまらない

過ぎてしまったことをと思いながらも
意外にも涙を零す弱い自分にはっとなる 
紺碧の空で無邪気に笑うフルムーン
泣き笑いの顔になるね 優しい

強い想いより儚い想いのほうがが永遠を得ているのか
エゴで考えてしまう
愚像を取り払いたい偽りの白夜

こんな夜があってもいいよね



平山郁夫画伯の絵、月光のらくだ行に色合いが似ていました。
山そしてらくだの影が儚く綺麗です。
綺麗なので、影がでてくる気分を書いてみました。
寂しい年の瀬な感。ご冥福をお祈りいたします。

アルバム&ソロライブタイトルの『TOKYO 午前3時』
何年か前、古川さんのチェロと塩入さんのピアノデュオで聴かせていただいたのが、今頃のコンサートでした。
そのときは『雪』が添えられていたと思い出し、レポ後のcodaでポエムを書いてありましたので(楽天のブログにて)懐かしくリピートします。

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[ Christmas Live Coda ]

「君は…僕には勿体無い。僕よりもっと…」

大好きな貴方の唇を無機質な即答で無理矢理塞ぐ
「そう」
(勿体無いと思うほど素敵な女が、貴方を好きと言ってるのよ)
…声帯に届かない心の慟哭は冷たい夢の雨音だけが聴いていた

解っていたの
貴方の優しい眼差しの中に映っているのは私じゃない
いつ裁判が下されるのか 怯えていた
待っていた言葉は
「勿体無い」

最高に嬉しくて一番ズルいフレーズで出逢いのラストを飾ってくれたのね
私は精一杯の微笑みを貼り付けた貌で貴方との別れを受け入れましょう
「解ったわ」

墨暈しで闇に浮き上がった辺り一面を静寂が支配している
雨は涙粒の雪に姿を遷していた
…TOKYO  雪 

この闇色にさえ染まらない純白の画布は
都会の喧噪を鎮め、ビル群も木々も情景を白いオブジェへと塗り変えていく
雪の舞い降りるリズムが闇に明を動的に刻み込む
命をふきかえそうと
端正な静寂の響きと闇に潜む沈黙が音色を欲情させる
欲情は雪を融かし大地の熱情とで絡み合い心に沸き積もっていく
私のからだは音楽をどうしようもなく熱く求めていた

3 a.m.
純粋なる創造のための序曲が生まれゆく狭間
雪の跫音は
廻り逢える愛の鼓動が動き出すときめきと同期した

「勿体無い」のフレーズは貴方へリピートするわ 
   fine

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ライブを聴いている時間は現実でありながら
とても抽象的な余韻を残してくれる。
そこから私の感性に想いを馳せられる楽しみが生まれゆく。
音楽はいとも簡単に時空を飛び越えてしまう。

塩入さん作曲の冷たい夢♪を古川さんのチェロで聴いた余韻は
前半の女性の心へ情景をうつしました。
そこへ
TOKYO 3a.m. 雪♪が繋がっていった。
闇夜と夜明けの狭間の時、
その瞬間ゆえ、雪へ遷した情景を想い、雪の跫音(きょうおん)、
静寂という繊細であたたかな音色に包まれながら、
この唯一の雪を目にした偶然の悦び、
そして朝、光る雪にはしゃぐ楽しく喜ぶでしょう、人の姿を観ました。
弾む心が沸いて来て、新たなる出逢いを求める意欲へと繋がっていきました。
 takako.
 

不意打ちは
あなたのわたしの心を映し合う偶然の一致
本心のみが露見する

咄嗟に踵を返し遠ざかる後ろ姿
背けられたあなたの横顔は
知らないヒトであって欲しかった
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[ 不意打ち ]

あっ…

聴かなくなっていた
フォーシーズンそばで聴いていたいあなたでした

四六時中あなたを想えるトキメキが支えでした
…フルネームが浮かばない

別れは言葉で突然訪れるものじゃないと解っていた

すれ違いに気付いていなかっただけ
勘違いを知っただけ
嫌われる予感に怯えていたの
告げるあなたはラルゴでFine
告げられたわたしは
リピート記号を心で探すけれど待っているのはCoda記号

ポコアポコの表記通りに想いは引いていくのね
ふと甦る残音に馴染んだ愛称が戯れターンで笑う

忘れられる事ができていたわ


あんなに好きだったあなたが居ないのに満ち足りている心
次に棲むヒトも
やがては居なくなるのかしら

私は
ひとりのヒト(男性)を想いつづけていく自信は
…ない
sky080808
takako.

080424愁える空を霧雨が湿らす春の終宴

楽譜に書き写せない微音
惑いながら生きるより惑うために生き
透明な液体となって流れる小糠雨があなたの涙と痛みがはしる

ならば 哀しみの涙を命のかぎり溜める
花弁(HANABIRA)になりましょう

花弁が碎けたら存在は失われる
零れた涙は
大地を桜花弁で埋め尽くしすべてを受け止めよう
わずかに残る体温で穏やかにあたためていたい
冷淡な大地への逃避行は身を呈して守るわ

存在が失せても
桜蘂降る輪廻に願い預け
あなたの想いを
次なる生命へと魂を託しつづけよう


涙雨の透明な一粒が
葉の透き間から射込む眩しく直進する光を捉え輝き
桜若葉へ降る雨音が変ロ長調を奏でる調べは
微笑みを取り戻した合図
そして
仄暗い景色が雨に洗われ鮮やかな彩りを飾り心躍る
残花のお別れね
優しさの陽射しにメロディを聴き写した楽譜
余韻を喜びの潤う涙で湿らせ
花弁は小川のせせらぎに揺られ筏となり

花散る里へ還ります
 takako.


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